JAXA見学01 JAXA見学02

JAXA見学03


「エンデバー号」で宇宙に行っていた
土井隆雄宇宙飛行士が無事帰還したその日に
つくばの宇宙航空研究開発機構 (JAXA)を見学してきました。
http://www.jaxa.jp/


見学コースも面白かったけれど
今回のメインである
宇宙服についてのミニ講演はとても興味深い話ばかりで面白かった。


今回の視察会は、ユニバーサルファッション研究会が主催。
あらかじめJAXAのご担当者と連絡をとり視察の趣旨をお伝えしたうえで宇宙服についての講演が実現した。


現在のところ宇宙服は、アメリカ製とロシア製しかなく、一着2億円もするそうです。
なんでそんなに高いのか!?
それは、服といってもミニ宇宙ステーションとして機能するものだから、それを満たすためのものを作るにはそれなりの金額がかかるそうです。
日本では作っていないので、アメリカからお借りしているとのことです。


更に驚いたことには、宇宙服の総重量は約120kg!
着用するのに12時間!!
それを着て船外活動をするのが7時間!!!
合計19時間とは。
きっと脱ぐのにも、けっこう時間がかかるのでしょうね。
船外活動中は、トイレに行けないので、オムツをしているそうです。
船外活動の映像を見る限りでは、そんなに過酷な労働条件だとは気が付かなかった。


インナーには、抗菌殺菌菌性が高い素材を採用し
一ヶ月ぐらい着替えなくても大丈夫だそうです。


そのことを証明するために、
研究所サイドから飛行士に対し
一ヶ月間着替えない実証実験を依頼したが
ただし、さすがにそれは飛行士が嫌がって実現には至っていないとか。


その話の流れで、
宇宙ステーション内は、臭くなったりしない?との質問がでた。
どこの国でも、空気を循環させて臭くならないようにしている。
日本はもともとの体質もあって、
他の国のステーションに比べて一番におわないらしい。


宇宙には行ってみたいけど
私にとっては、とっても過酷で劣悪な環境、ハイリスクに感じた。
そのため、ちっとも行きたくなくなった。


土井さん、ほんとにご苦労様でした。
帰還されたときのインタユーで「またすぐにでも宇宙に戻りたい」
とおっしゃったのが印象的でした。

あなたはスゴイ!!


■参考サイト
宇宙ステーションキッズ
http://iss.jaxa.jp/kids/life/index.html