今日は予定どおりR425尾鷲-下北山間に突撃した。まず予定どおり0530jに起きたが0600jに出る予定が少々遅れて0630jの出発となった。近所のスーパーでラーメンと飲料を購入し、一路R169経由で下北山村の池原ダムに向かった。

池原ダムまでは2hと読んでいたが、ぴたり2hかかって0830jに到着した。池原ダムでR169からR425へと舵を取りまず目にしたのがこの看板。


これは昨年もあったし、想定範囲内。そのまま425に突撃する。


すると、「三重県には行けません」と「尾鷲方面にはいけません」の看板が合計5、6枚、くどいくらい掲示されていた。余程、突撃して欲しくないのだろう。


事前調査で三重県に行けることは判っているのでどんどん進む。このあたりで1台離合した後は、当分の間離合なし。


ガードレールがかわいそう。


備後橋通過中。


坂本ダムに到着。アーチ式のすばらしいダムだ。


国道なのに道路のセンターになんと苔が。


出会橋。


不動橋とダイナミックな不動滝。つい車を駐めて見入ってしまった。


県境に到着。


逆方向から見ると。


通行止めと書かれているが、バリケードは避けられており、立ち入り禁止とは書かれていないので、そのまま突撃する。


これは、車から降りて片付けた。その他にも数回、落石と木の枝の撤去で車から降りることを余儀なくされた。ここを通る車両はほとんどないので、これは致し方がない。


八幡トンネル。このトンネルを通過後は下りに入る。


三重県内のバリケードも避けられていた。このまま問題なく(予定どおり)通過できそうだ。


ここが崩落現場か。んっちょっと待て。上の舗装道路はR425で法面崩落によって破壊されているので通行できないのは判っているが、下の迂回路になんとクレーンが。しかもアウトリガーを伸ばしてお仕事中である。


アップすると。これは通れん。話が違うやんけ、と呆然と立ちつくしたのは言うまでもない。


池原ダムのところに、くどいくらい「三重県には行けません」の看板が立っていたわけだ。しかしここにはUターンするスペースもない。仕方なく少しバックして、ちょっとだけ路肩が広がったところで、4 5回切り替えして何とか進行方向を逆にすることができた。しかしガードレールもない場所だったので、正直このUターンは少々怖かった。

失意の中、八幡トンネルの手前まで登り、そこにあった駐車スペースで、機材テストを行うことにした。まずは腹ごしらえということで、先日購入したミニコンロで湯を沸かしたが、早い早い。高度があるので平地より空気が薄いはずだが、気圧が低いからか、はたまたボンベが強力だからかは判らないが、あっという間に沸騰した。

酷道でラーメン。


最終的なAS036でのセットアップはこれで行くことにした。


この山奥ではさすがにネットが不通だったが、CQを出したら少し呼んでいただくことができ、40Qほど遊ばせてもらった。上の方は廃バンドだったので、ここで打ち止めにした。来た道をそのまま池原ダムまで引き返すのもしゃくなので、坂本ダムを渡って、以前から一度通ってみたいと思っていたサンギリトンネルでも通過しようと考えながら、LWを片付けていたら、1台の白いステーションワゴンが、八幡トンネルから出てきて、尾鷲側に降りていった。

あらまあ残念。引き返すことになるのに。と帰ってくるのを待っていたが、なかなか帰ってこない。工事現場の様子を上からのぞいてみたところ、なんと工事車両にどいてもらって、白いステーションワゴンが、迂回路を通過しているではないか。なんてことだ。
上から見た工事現場。(かなりズームしています)


クレーンはいないのか。クレーンがいたら当然通過できないので、今はいないのだろう。ここで時計を見たら1250j。そうか今は現場は昼休みか。1300jまであと10分ある。当局も突撃するしかないと、速攻でANTをしまい、急いで坂を下った。

再び現場に到着すると職人さんたちは昼飯を食い終わって休憩中で、クレーンも横にどいており、迂回路が空いていた。やったぜ一発大逆転。さすがに車を駐めて写真を撮ったりすると怒られるといけないので、そそくさとスルーさせてもらった。

気分は最高になり、きゃりーのCDを聞きながら、「ファッションモンスター」と口ずさんでいたら、なんと前方からミキサー車が。工事中なので当たり前であるが、R425に入って2台目の離合。ちょっとだけ広めのところで左いっぱいに寄り、ドアミラーをたたんでなんとか交わせた。


昨年は尾鷲側から突撃したか゛ここのバリケードが閉まっており、Uターンを余儀なくされた場所。今日は開いていた。


昨年、無念の焼肉を行った場所。


しかし水がきれいだ。洗顔させてもらった。


クチスボダムまで下がってきたら、飲料の自販機があったのでちょっと寄り道。缶コーヒーはやはり「ダイドーブレンド」に限る。他社の自販機だったら当然スルーしていた。当局はジャマイカブレンドの商品名で売っていた時代からダイドーブレンドを愛している。以来30年余年、これに勝るテイストの缶コーヒーには巡り会っていない。しかしダイドーブレンドはスーパーにほとんど置いていないのが痛いんだよね。いつも自販機で定価で購入せねばならんので。


R425起点から少し進んだところにある情報掲示板。通行止めだそうです。確かにその通りです。当局が今日通れたのは、単に運が良かっただけです。


実は、当初、尾鷲まで抜けたら、即Uターンして、再度R425を下北山村まで走行し、さらに続けて下北山-十津川間にも突撃するつもりにしていたが、さすがに、あの工事現場はもう通してくれない(昼休みが終わって、午後の工事の最中)と思われるため、R42熊野経由でR309を北上する迂回路で下北山に戻った。

ここからR425下北山-十津川間がスタート。


昨年通過時に工事中だったカワウナギトンネル前後の法面はきれいに整備されていた。


白谷トンネル手前の崩落箇所も完全に修復されていた。


昨年は気づかなかったが、100m毎にキロポスト(?)が立っていた。ポストは新しいので、最近設置したのかもしれない。これは起点(尾鷲)から47.2km(472百m)を意味すると思われる。


これが425クオリティか。


ちょっと寄り道して吊り橋を渡った。3人以上同時に乗るなと書いてあり、迫力満点。


反対側より。


無事にR168に合流し、温泉はYU1211に行こうか、YU1212に行こうか迷ったが、結局帰り道のYU1211泉湯に行ってきた。


ここはJAF会員証を見せると村人料金が適用され、なんと入湯料は200円。しかも、当方が浸かっていた1600-1640j頃は、男湯は終始当方1人だけの貸し切り状態。内湯も露天もだ。十津川村内の温泉なので当然ながら源泉掛け流しだし、心行くまで満足できた。今日もいい湯だなっと。

しかし、まずシャンプーしようと思ったら、なんとシャワーの湯は硫黄臭のある源泉だった。こんなんで泡が立つのかと思ったがちゃんと洗えた。もちろん体も源泉の湯で洗ったので、こりゃ効きそうだ。(何に効くのかは不明だが)

今日はホンマに運が良かった。もしあの場所で運用していなかったら、あきらめて引き返していたと思うし、呼ばれるのがとぎれた時間もベストだった。今日はたまたま工事現場の昼休みに通してもらえたので、結果として尾鷲-下北山間を走破することができたが、基本的にここは現在も通行止めと考えた方が間違いない。

QSO数は少しだけだったが、今日は大満足の1日であった。