本日は再来週のAS036移動に向けて24009BでANT testを行った。まずは、1本のポールに2基のトラップビームをあげられるかどうかだが、渾身の力を込めてあげれば何とかあがることが確認できた。ただし風が吹いていると摩擦が多くなってNGなので、無風時をねらって上げるしかない。一度あがってしまえば、後からSAT用ビームを取り付けても問題はないことも確認できた。

次にLWのテストだが、先々週の26県移動で5m竿で運用したときは全く問題なかったのに、今日は実戦同様の10m竿でテストしたところ、全く同調しなかった。AH3が故障したかと思ってがっかりしているところに(後刻合流する予定だった)UGA局からメールが入ったので、故障の切り分けを行うために、UGA局のAH2aを持ってきてくれるように依頼を行った。

約1時間後にUGA局がAH2aを持って来てくれたが、もしかしたらトランシーバー本体の故障ではないかいということになり、AS036に持って行く予定でテストしていたIC-756PRO2(50W改)と、UGA局が持ってきてくれたIC-7000を交換したところ、AH-3はなんと正常動作。あちゃ、756PRO2本体の故障かと思ったが、同軸のコネクタをさわるとノイズの量が変化した。

そのため、予備の同軸に交換したところ、756PRO2とAH3でも正常動作し、結局、不具合は車内引き込み用の市販のRG58についているM型コネクタの接触不良ということが判明した。しかしまあ、AS036の現地で現象が出なくて良かった。やはり事前テスト肝心である。

2エレ八木の14-50Mの6バンドについては、全バンド(CWバンドでは)SWR1.2以下で、ビームパターンはともかく、2枚あげたことによるSWRへの影響はないことが確認できた。少しだけ756PRO2で試打し、20Qほどやらせてもらったところで、本日は打ち止めとした。

来週末に最終的なリグ周りのセットアップテストを行うが、とりあえず接触不良のコネクタを交換して、LWの正常動作を確認しておかないといけないので、明日、雨が降ってなければプチ移動にでも出かけてテストしよう。

なお、今回のAS036移動に固定機を持って行く理由は、いつものIC-7000だとスプリット運用の操作性が極めて悪いからだ。特に今回はDX向けのSVCがメインになるため、ほとんどスプリットで運用することになると思う。そのほかにも妨害排除能力が優れているのでパイルのハンドルも楽になるし、チューナー内蔵なので降雨など影響で万一ANTの同調が多少ズレても補正できる。ただでかいのと重いのが多少ネックではあるが。

テスト終了後はUGA局と近所のYU3039温泉に入って帰ってきた。