昨晩にも書いたように、2003年(確か)に開催時間が30時間に短縮された後、おそらく史上最高のCondxとなった。当局もその恩恵を大いに受け、自己ベスを大幅に更新、ついでに従来のJAレコードも更新できた。(ただし勝負は別の話) こんなCondxは、向こう10年望めないと思われる。

本年の目標はPBの更新だったが、SOABHPのJAレコードは下記画像のようにUYB局が歴代1位~5位まで独占している状況で、もし今回PBを更新できれば、歴代4位に食い込めるので、そこらあたりを必達目標にして、できれば歴代2位くらいを狙っていきたいと考えていたところ、絶好のCondxにあたり、存分に楽しめた結果となった。ここをお読みの方でも自己ベストを更新できた局は多かったことと推測している。


事前の1、2週間Condx絶好調が継続していたので、ある程度の想像はしていたが、10mが特に西向けにビッグオープンしてくれた。1Q=2ptsの10mでQが伸びたことで、スコアはカンマ2つとなる大台も突破することができた。当方、最近はSO2Rをフル活用して、基本的にマルチ重視で戦っているが、今回の1M点オーバーもマルチ重視の作戦が功を奏した結果となった。

これだけバンドが混み合うと、マルチゲットに手こずっている間にRunning周波数を乗っ取られることが多々あるが、今回乗っ取られたのも4回や5回では済まなかった。QRL?や、?なしで、いきなりCQが来た場合はお手上げだ。しかもJA局のCQの場合、CQが終われば即呼ばれるので、黙って譲らざるを得ない。それでも何しろ我々JA主体のTESTなので、新たな隙間に割り込んでRunningを再開すれば、すぐに呼ばれ始めて、そこへの居座りが可能になるなど、やはり主催国での運用は格別である。

しかし、今回はEUのマナーの悪さが際だった。何しろ1文字も合致していない局が複数呼んでくる。特に未明の7MHzが最悪で、UPと打ちたかったが、コンテストなので当然オンフレで対応したのは言うまでもない。当方も以前は指定無視に対して頭に来ていたが、「当局にポイントを与えてくれるために、必死でコールしてくれているんだ」と思うようになった今は、頭に来ることはなく、カオス状態を如何に上手く捌き切るかに集中できるようになった。

指定無視を如何にハンドルするかは己の技量であり、これができないようなら高スコアは望めないのである。もちろん指定無視局の出現によって効率が落ちるので、決して歓迎はしないが、今の当方にとってはパイルのハンドルは、自分が試されているようで楽しくてしょうがない、という訳である。さらに腕を上げて、効率よく捌きたいものだ。