昨年から感じていたが、やはりサイクル24は間違いなく下降期に入っているようだ。HFのコンディション的には一昨年秋から昨年春がピークだったと思われる。

今回のARRL-DX CWは、昨年記録したAsianレコード(1.58M点)の更新はまず無理なため、現状のCondxでのベストを尽くすことにして、明確な目標は設定しなかった。蓋をあけてみれば「やはり」という感じで、10mは一応オープンはしているものの勢いは全くなく多くのマルチは期待できない状況だった。

結局、終わってみればなんとか1M点をオーバーしたものの、昨年の2/3のスコアしか獲得できなかった。昨年のClaimed scoreと比較するとよく分かるが、昨年を上回ったのは160mだけで、他のバンドは全てダウンだった。

2013年

2012年(参考)


160m
ここだけは1日目が昨年より少し良かったが、2日目はさっぱりだった。このCondxでz5のK4PIができたのは奇跡に近い。かなりの時間、2ndラジオでワッチしていたが、新しい局はほとんど聞こえてこなかった。彼らにしてみたら、JAは1局だけやればいいので、YBK局をゲットしたらもうJAは用無しかも。

80m
一応、イーストコース(ただしW3止まり)までオープンしていたが、昨年よりかなり悪く、Q数だけはなんとか昨年と並んだもののマルチが激減した。このバンドも1日目の方が良く、2日目はK3LR W3LPLらのビッグガンもカスカスだった。

40m
ここは例年どおり夜間のメインバンドになり、まんべんなく開いものの、昨年比Qが-156、マルチが-4だった。呼ばれ方に昨年のような勢いがなかった。弱い局に多く呼ばれて疲れたし、おじゃま虫も出没したりで困ったもんだ。また2日目はレートもがた落ちで、修行の時間が長かった。

20m
ここも、昨年よりダウンはしたが、主力バンドである40/20/15mの中では、できは昨年に一番近かった。瞬間的にはパイルになったが長く続くことはなかった。真夜中の16z頃もある程度オープンしていたが、効率が良くないし眠いので、早々に止めてしまった。

15m
ここは、パイルになって楽しめたが、オープン時間は昨年より短かった。昨年比でQが-82、マルチが-6と激減した。最終日の朝はオープンしているのにあまり呼ばれず、やり尽くしてしまった感があったが、500Q程度で頭打ちするはずがないので、電離層が薄く、イーストコーストまで十分な信号強度で届いていなかったのだろう。

10m
前週のWPX-RTTYの経験から予想どおりだったが、物足りなさを感じた。結果は昨年の半分以下だった。イーストコーストではW4あたりは何局かでき、W3はK3LRはなんとかできたが、W3LPLはかなり粘ってくれたものの、結局こちらのコールはコピーしてくれなかった。

だらだらと書いたが、Wの局はオペレーションが総じて上手いので、やはりRコンペは楽しい。また昼と夜にちゃんと休憩が取れるのもいい。来年はさらにCondxが悪化するであろうが、来年もSAHに出るつもりだ。