●送出符号
1. 599→ENN。これはどうも減少傾向にあるようだ。当局は廃止。KH2/某局は継続中の模様。
2. 5NN部分のみ早送り。ますます増加している。+++++5NN-----位の設定の局も少なからずいた。
3. 5NN+NRすべて早送り。増加傾向にある。CQWWDXのNRはコールからほぼ推測可能なので、そろそろ当局も対応しようかな。
4. TU→E E。ものすごいレートで捌いている局に何局か見られた。今後流行るかも。
5. TU早送り。WTでも標準仕様だが、ますます増加している。当局も対応中。
6. QRL?→?。?に対して即対応しないとCQを出されるので困ったもんだ。
7. 59915→ENNAE(早送り)。これは新手の手法かも。2、3局から送出された。お主らなかなか考えているなあ。59925ならENNUEになるか。しかし国内TESTでこんなNR送ったら、おそらくAGNの嵐だろうなあ。

コンテストでは1分、1秒も無駄にはできない。早送りや省略なしでやっているようでは時代に乗り遅れてしまう。年々、色々な手法がでてきておもしろい。

●牽制
2ndラジオで、ニューマルチ獲得に対応中、こちらのコールをミスコピーされたりして手こずる(応答があった後に、QSOを完了させるのに予想以上に時間がかかる)事がある。その場合、1stラジオのランニング周波数で「?」や「QRL?」が入ることがある。上記6でも書いたが、これをスルーするとFreqを乗っ取られるので、2ndラジオ側の送信を止めて、即対応しないといけない。

では何を返したらよいのかだが、これまで「YES」とか「AS」を返していたが、メモリーで自局のコールを1発打つのが良いのではないかと今年思って、後半に一部実施してみた。理由は、「CQ」や「TEST」をつけないことで、相手はこちらがCQを出しているのか、呼びに回っているのかが確認できないため、多くの場合で次の送信を待ってもらえる。それと同時に、こちらのコールを相手に認識させられるからだ。

それでもコールされることはあるが、せいぜい1局なのでそのまま数秒待たせておき、2ndラジオ側のQSOが完了次第、改めて「CQ 自局コール」を短く送出することで、スムーズにRunが再開できた。

ただ、通常は2ndラジオ側の相手からのTU送出と同時に、1stラジオでのCQをスタートさせるのだが、TUが来ると思っていたところに想定外のNR?が返ってきて、「おいおい」となったことが1回あった。もしかするとJS=モンゴルと間違えられたかも知れない。

●新手の妨害
Wのパイルをハンドル中にジャストオンフレでCQ TESTを出してくるという妨害に合った。しかもS9+で、ビートや単点の連続などではないため、パイルの中では呼んで頂いている局と妨害局の区別が困難で、不本意にも妨害局のコール(おそらく偽コール)をコピーしてしまうこともあり、無視するのが極めて大変だった。もう我慢できないのでこちらがQSYしようかと考え始めた頃に消えてくれたので助かったが。

●QRS
今回はランニング中に「QRS」と打たれたことがあったが、申し訳ないがスルーさせて頂いた。通常のQSO時や移動運用時には、もちろんちゃんとお応えして頂いているので、コンテスト中のPSE QRSはご容赦頂きたい。(QRSで1Qやるより、同じ時間にQRQで3Qやった方がベターなのは言うまでもない)

しかしコンテストは疲れるけどおもしろい。電話よりかなりマシだが電信でもやはり疲れる。もっともどんな競技でも全力で挑めば疲れるので、何も無線のコンテストに限ったことではないが、睡魔とも戦わなくてはならない競技というには、そう多くはないと思う。とりあえず今週は体調の回復につとめよう。