このtestは、SOPの場合、48hの間に合計12hの休憩時間を必ず取らねばならないが、夏場は14Mが夜中ずっとオープンするため基本的には日中に取ることになる。当方は、上の画像が示す時間に休憩を取得した。48時間目のラストの1時間の取得は、1日目の傾向からおそらくNA向けCONDXが23zには下降に転じると判断しての計画的な取得だった。

総合的にみて、今回の休憩時間の取得は大外ししていないとは思うが、HBが24h閉じないCONDXの元ではどこで取るかの判断が本当に難しい。逆に言うと、休憩の取得時間如何でスコアが大きく変わってくるので、判断力が問われる重要要素のひとつとなる。

改めてレートグラフを見てみると、100Q/hを超えたのは序盤戦のわずか2時間で、Maxでも111Q/hのレートしか出ていない。昨年のCQWWDX-CWでは9時間も100Q/hを超え、Maxは154Q/hのレートが出ているので、ビッグにオープンしたCONDXでもあまり呼ばれなかったことがよく分かる。

バンド別の色を見てみると、初日の夜は14Mがメイン、2日目の夜は21Mがメインになっていることが分かる。2日目の18z台は21Mしか運用していないので、こんな時間にも21Mがビッグオープンしていたことがよく分かる。

今回はいつもよりS&Pを重視したことを先に書いたが、大きく感じたことが1つある。各局がマルチを取りに来るのがものすごく早くなった。MOP局やSOPでAssistedエントリー局はネット情報を参照しながら、(自分もそうであるが)ニューマルチは優先して取りに行く。

一昔前はWeb clusterの画面にアップされた情報を見て、手動でダイヤルを回して取りに行ったものだが、それでは当然出遅れるので、Clusterノードに直接telnet接続して得た情報をロギングソフトに取り込みマウスクリックでニューマルチを取りに行くようになった。

しかしこれももう時代遅れの感があり、主流はRBNあるいはどこか(自前含む)の隙間サーバーからの情報を参照するようになりつつある。バンドマップに出た直後にマウスクリックするわけだが、各局びっくりするくらい早撃ちだった。ビッグステーションさえすっ飛んでくるので、1発目で呼び負けるともう終わりという感じである。

今やもう、ハードウェアやオペレーション技術だけでなく、ネットワークやソフトウェア技術も相当重要になってきていると感じた。コンテストにおける新しい技術が編み出されると、試しもせずに否定的な意見を出す人もいるが、当方は今後も可能な範囲で新しい技術に挑戦して行きたい。

もちろん、コンテストは参加者自身が楽しめることが第一なので、パソコンとは無縁の(コンベンショナルな)手打ち&紙ログを決して否定している訳でありませんので念のため。