タイ二日目、今日はメインイベントの日です。AIT(アジア工科大学)のクラブ局を
お借りしてアマチュア無線運用の日です。前日RAST(タイアマチュア無線連盟)の
Jackさんに確認の電話を入れた所「27日水曜日の午後だったね」みたいな事を言われ
慌てました。「26日の午後だよ」と確認し時間を聞かれたのでバンコクを2時に出るから3時頃に着くと伝えました。さて、午前中はバンコク観光です。


バンコクにはワット・ポーや王宮など見どころいっぱいです。それらへのアクセスはチャオプラヤー川を行き交う水上バスが便利と言う事です。タイと言えばトゥクトゥク。ホテルの前で客待ちをしていたのでその桟橋までと伝え乗り込みました。遊園地のゴーカートみたいです。桟橋に着いてみると一時間で一人1500B(6000円)だと言う。「水上バスに乗りたいんだ」と言っても「良い所いっぱいあるよ。写真いっぱい取れるよ。」だって。どうやらトゥクトゥクのオヤジ、観光船業者とグルだったらしい。そこを離れようとすると運転手「1200Bにするように言うから乗ってけ」だって。「そんな時間無いんだよ」と振り切ってテクテク歩きだし時期に目的の桟橋に着き無事水上バスに乗れました。





続いてワット・プラケーオ、王宮に来ましたが物凄い人です。午後のスケジュールを考えるとそろそろ移動しないといけないので中の見学は諦めました。

午後私が無線運用している間奥さんはエステに行く事になっているのでタクシーで
BTSアソーク駅まで移動です。エステ店はタクシーを降りすぐ先のはずが歩けど歩けど付きません。とうとう一駅歩いてしまいました。なんとそこがアソーク駅、一駅手前で下されたようです。エステの予約が一時だったので目についたファストフード店でお昼をかき込みエステ、ぎりぎりセーフ。


奥さんをエステに送り届けMRT(地下鉄)スクンヴィット駅より一旦ホテルに戻り
AIT(アジア工科大学)に出かけます。
今回お世話になった阿部さんによるとタクシーで1000B位と聞いていましたが、せっかくタイに来たので国鉄で行ってみようと考えました。地図で見るとAITのすぐ裏手に駅が有ります。始発のBANKOK駅は歩いてすぐそこです。案内嬢にAITに行きたいと言ってもAITなんか知らないと言う。スマホのMAPを見せてこの駅に行きたいと言うと時刻表を出してくれ、調べるとなんと出たばっかりだった。次はと言うとなんと2時間後!仕方なくタクシー乗り場へ。
ところがタクシードライバーもAITなんか知らないと来た。何台目かのタクシーが時刻表の駅を指さしたらOKと言い、600Bと言って来たのでOKと言い乗り込んだ。改めてスマホのMAPでここに行きたいんだと伝えると首を傾げながらも走り出した。ところがバンコク名物大渋滞!ドライバーがちゃんとAITに向かっているかスマホのMAPでチェックすると、しっかり目的の道路を走っていた。AITまで間近になってくるとドライバーが車を止めては地元の人に聞きに行く。そして首を傾げて帰ってくる。そこでドライバーにMAPを見せ、今ここに居るからAITはここだと伝える。終いにはドライバーの脇にスマホをかざしカーナビ状態。なんとかAITの敷地内に到着したのでした。
タクシーを降りたは良いが自分がどこに居るのか分からない。Jackさんに電話してみた。「タイランド・サイエンス・パーク」って言う門の前に居るんだけどと言うとそんなの知らないと言う。一旦電話を切り近くのバス停に18~9歳の女の子たちがいたので英語で話しかけるとみんな笑って顔を見合わせるだけ。やば!こいつら英語が通じない。すると一人の女の子が寄って来て英語をしゃべり始めた。AITに行きたいと言うと、どうも大分奥に来てしまったようだ。近くにバイクタクシー(モーターサイと言うらしい)乗り場が有り、当局をAITまで連れて行くよう話をしてくれた。「コッブンカッ」と合掌すると微笑みが返ってきた。時間があればお近づきに成りたかったがバイクに乗り先を急いだ。途中道端に両手を広げた位の「大トカゲ」がいた。写真を撮れなかったのが残念。5~6分走ったろうか?やっとアンテナが見えてきた。モーターサイ、15B。

Jackさんごめんなさい!
「アンテナがトラブっているので今日は15mと20mだけにしてくれ。帰る時はすべて電源を切り明かりとエアコンを止め戸締りを忘れずに帰ってくれ。」それだけ言い残しさっさと行ってしまった。えっ!立ち会わないの?と思ったが気兼ねなく無線出来ました。

FT-2000、200W アンテナは5エレ八木です。

結果は2時間で33局、その内JAは18局でした。コンディションがイマイチでした。さて、帰りですが時刻表を見ると例の駅を19時20分のバンコク行きが有ります。よし、帰りは国鉄で帰ろうと決めました。18時30分にクラブハウスを出、歩き始めた所AITにお客さんを降ろしたタクシーが来たのでそれに乗り駅まで行きました。初めは歩くつもりでいたのですがタクシーで正解でした。結構な距離を走りました。一時間では着かなかったでしょう。
駅についてビックリ、真っ暗で民家の裏庭にホームが有ると言った感じです。民家以外、商店も何も有りません。勿論タクシーなんか待ってやしません。その時気が付きました。来る時タクシーで良かったと。駅には人っ子一人いません。駅舎らしき建物が有ったので行ってみると窓口は有りますが誰もいません。すると10代の男の子が入ってきました。バンコクに行きたいと話すと窓口に声を掛けてくれ無事に切符を買えました。そしてまたビックリ。タクシーは600B、国鉄はなんと8B(32円)です。一時間以上乗る列車が32円です。10分ほど待つとほぼ時間通りにヂーゼル列車が来ました。列車は止まりましたがドアーが開きません。さっきのお兄ちゃんは隣のドアーから乗車しました。慌ててそっちから乗り込む時気が付きました。自分でボタンを押してドアーを開ける半自動ドアーでした。(恥ずかしー!)お客さん、結構乗っていました。半分以上外人のバックパッカーです。
ひどい揺れとモーレツなヂーゼルエンジンの音の中、うとうとしていると誰かに肩をたたかれ気が付くと終着駅バンコクに着いていました。夜8時半、定刻に到着したようです。ホテルに帰ると奥さんも戻ってました。エステに3~4時間居たようです。気が付けば夕飯を食べていませんでした。

そんなこんなで長い二日目が終わりました。
