メシアの読書感想 東野圭吾【時生】 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~
- 時生 (講談社文庫)/東野 圭吾
- ¥832
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- 説明不要の名作━━としかいいようがない作品です。
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なにをやってもうまくいかない冴えない青年・拓実。彼のもとにある日、【未来からやってきた息子】を名乗る少年があらわれ、彼とともに拓実は失踪した恋人の行方を追うというお話です。
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まさに波乱万丈、人間として大切なありあらゆるものがぎゅう詰めにされた作品です。
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特に主人公が欠点だらけの男であるところが要諦。脇役たちがそれぞれの能力をいかして主人公を補助し、目の前に立ちはだかる壁を力を合わせて打ち破っていくところに魅力を感じます。
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サスペンス調のストーリーということもありますが、500ページ以上の長編にもかかわらず残りページ数はまるで気になりません。『500ページくらいある長編は読み切れない……』と困っている方にぜったいオススメの1冊です。
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とにかく、この作品の思い出を語り出したらキリがないので、このあたりで簡潔に終わらせたいと思います。とりあえず手にとって読めばすべてわかることです。
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小説のおもしろさ━━私にとってはこれを改めて教えてもらった作品といえます。
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6段階評価(論外←いまいち←普通→いい→すごくいい→神)
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ストーリー━━神
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人物描写━━普通
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心理描写━━すごくいい
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風景描写━━いい
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読みやすさ━━すごくいい
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構成力━━すごくいい
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満足感━━すごくいい
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