メシアの読書感想 山田悠介【リアル鬼ごっこ】 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~
- リアル鬼ごっこ/山田 悠介
- ¥1,080
- Amazon.co.jp
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- 著者の伝説のデビュー作。大まかな内容のほうはすでにご存じだと思います。
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ただ、私は【DUST】【ニホンブンレツ】のあとに本作を読んだので、どうしてもそれらと比較しながら読んでしまいました。そのため、正直あまり楽しむことはできませんでした……。
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しかし、最初の1ページから最後まで1ページまで、飽きさせることなく疲れさせることなく一気に読ませてしまう文才はさすがでした。
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ところでアマゾンのレビューをのぞいてみると、☆ひとつ評価がだんとつで多かったです。☆5つ評価のレビューも皮肉ばかりでした。
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そんなレビューの中には『設定が西暦3000年のわりに、現代の世界観とほとんどちがいがない』という指摘がありました。
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しかし、【西暦3000年】や【王国】といった設定に特に深い意味はないと思います。軽いジョークとして流せばいいでしょう。
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そもそも【リアル鬼ごっこ】とは単純なサバイバル小説というわけではなく、人間風刺や社会風刺のメッセージが裏に込められた小説であることは、【眼力】というものをわずかでも持っている人ならすぐにわかるはずです。
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【山田悠介こそが馬鹿王だ】とレビューに書いた人がいましたが、その程度のこともわからない自分こそが馬鹿王だということに気づいてもらいたいです。
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では最後に、私が1番共感したアマゾンのカスタマーレビューを紹介したいと思います。
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私みたいな小市民にとって「文学=退屈」「文字の列=国語の時間」は常識ですが、これは全然違う。
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本当に面白い。名文で書かれて、ストーリーは凄い。こんなの初めて。こうゆう小説を沢山出版すれば良いんだよ。
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このレビューはひがみばっかりで酷いなあ。やっぱり結果って数字に出て来ますよ。
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山田悠介万歳!リアル鬼ごっこ万歳!とにかく万歳!
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6段階評価(論外←いまいち←普通→いい→すごくいい→神)
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ストーリー━━いい
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人物描写━━いい
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心理描写━━いい
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風景描写━━普通
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読みやすさ━━神
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構成力━━いい
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満足感━━普通
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