メシアの読書感想 池上永一【シャングリ・ラ】 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)/池上 永一
¥802
Amazon.co.jp


シャングリ・ラ 下 (角川文庫)/池上 永一
¥802
Amazon.co.jp
 
 
 
 近未来の東京を舞台に、主人公たちが格差社会をなくすべく政府と戦うお話です。
 
 
 ただ、登場人物たちや設定はたいへん興味深いのですが、炭素経済などの小難しい話が膨大に出てくるため、スムーズに読み進むことができないのが非常に残念です。『うわぁ、またわけのわからない難しい話かぁ……』と何度もうんざりしてしまいました。
 
 
 また、下巻から話がだんだんマンガチックになっていきます。私は主人公たちがいかにして政府を打倒し、いかにして平等な社会を築いていくかという展開を期待していたので、少し裏切られてしまいました。
 
 
 しかし、ストーリー自体はそこそこおもしろいので、とりあえず最後まで読んで損はありません。
 
 
6段階評価(論外←いまいち←普通→いい→すごくいい→神)
 
 ストーリー━━いい
 
 人物描写━━いい
 
 心理描写━━いい
 
 風景描写━━神
 
 読みやすさ━━いまいち
 
 構成力━━普通
 
 満足感━━いい
 
 
 
目次へ
メシアのモノローグへ