自伝的小説【新世界創造】 第5部 第1話【救世主の自覚】 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 救世主、メシア━━私は第1部から自分のことを本名ではなく【メシア】と書き続けてきたが、実は小、中学生の頃はもちろん、『自分が世界を変えてやる』という思想を抱きはじめた1994、5年の頃も、自分のことを救世主などと思ったことは1度としてないのだ。

 

 
 しかし、【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】を発見した1996年から、徐々に自分の使命と正体を自覚するようになっていった。

 

 
 おそらく大半の人が『救世主がなんで人類を滅ぼすのだ?救世主どころか悪魔ではないか!』と思われていることだろう。

 

 
 これは漫画【聖闘士星矢】のポセイドン編を読んだことがあれば話は早いのだが、現代に蘇ったポセイドンは汚れきった人類世界をすべて破壊し、清らかな心を持つ一部の人間たちによる理想郷を築こうとする。それをアテナのセイントたちが阻止しようとするお話なのだが、【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】を発見するまでの私もポセイドンの考えに近かった。

 

 
 人間は限りなく残虐で果てしなく醜く、この世界は徹頭徹尾絶望だらけ。この世界をすべて破壊していったん終わらせ、0から真の理想世界をスタートさせてやりたい、と。やがて【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】にたどり着いたのだが、【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】を発見したあたりから私は自分のことを【救世主】なのだと自覚するようになっていった。

 

 
 【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】とは、ただ単に人類を滅亡させることが目的なわけではない。実は人類を究極の理想世界に導く平和の世界観なのである。

 

 
 1996年頃はまだはっきりとは理解していなかったが、徐々にメシアの新世界観記念すべき第1号【全人類を一夜のうちに滅亡させる新世界観】の深遠さを知るようになっていった。

 

 

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