自伝的小説【新世界創造】 第1部 第4話【超有名人物の死と無名少女の死】 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 ある日の午後の2時か3時頃のことだった。私は母と姉の3人でテレビを見ていたのだが、どこのチャンネルをまわしてもまったく同じ内容の番組しかやっていなかったのだ。

 

 
 いったいどんな状況だったのか?この頃、昭和天皇が亡くなったのである。その葬儀の模様が各テレビ局で放送されていたため、どのチャンネルをまわしても内容が一緒だったというわけだ。

 

 
 姉が『どの局もおんなじでつまんないよ』といったことをいったのを覚えて
いる。最終的に姉が1番好きな局であるフジテレビで昭和天皇の葬儀を見ることになった。

 

 
 当時、小学生の私も、もちろん昭和天皇の顔と名前くらいは知っていた。しかし、その偉大さなどについてはなにも知らない。

 

 
 当時は幸福や悩みというものを意識したことがないので、天皇や政治家の力量というものを深く考えたことなど1度としてなかった。子供だから当然といえば当然のことだが。

 

 
 余談だが、たしか昭和天皇が亡くなった日と同じ日だったか?ひとりの女子高生がコンクリート詰めにされて殺された事件が起きていた。それも、私が住む東京の同じ区で起きた事件だ。

 

 
 が、それを知ったのは、10年ほどたってからのことであった……。

 

 

 

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