かなり昔の曲にもかかわらず、今もクリスマスシーズンになるとシングルチャートの上位に顔を出してくる永遠のクリスマスソング、山下達郎の≪クリスマス・イブ≫。この曲で思い出すのがなんといってもボキャ天に投稿された替歌だ。
それは次のようなものである。ひとりの女性が田舎から上京し、兄の住んでいるアパートにおもむく。その際、兄は妹に『明日、東京見物さ、してけ』などとあたたかい口調でいった。替歌は次のシーンからはじまる……。
原曲:雨は夜更けすぎに 雪へと変わるだろう~♪
替歌:兄は夜更けすぎに ユキエに変わるだろう~♪
女装した兄が来店客に『いらっしゃいませー』と笑顔で頭を下げる。つまり田舎から上京した兄は、ユキエというもうひとつの名前でオカマバーでバイトをしていたというオチなのだ。
山下達郎≪クリスマス・イブ≫をもちいた替歌において、この作品を上回る作品はあとにも先にもあらわれないだろうと思われたのだが、間もなくして先刻の作品に匹敵するほどの傑作替歌が投稿されたのだ。それは次のようなものである。
原曲:きっと君はこない ひとりきりのクリスマス・イブ♪
替歌:ヒット曲が出ない ひとりきりのクリスタルキング♪
クリスタルキングを知らない人たちのために説明するが、クリスタルキングとは≪大都会≫という大ヒット曲を持つ男性デュオで、その≪大都会≫を最後にヒットに恵まれないことを揶揄する替歌だというわけなのだ。
これが山下達郎≪クリスマス・イブ≫をもちいた替歌の、私の知る限りでの2大傑作である。もしもこれらに匹敵する替歌があったらぜひ教えていただきたい。
余談だが、≪クリスマス・イブ≫の中に━━
silentnight♪ ●●● hollynight♪
━━という部分がある。
真ん中の●●●は英語っぽい詩なのだが、松尾貴史によると『オー ゲボ』というものらしい。
つまりクリスマスパーティーでビールを飲みすぎ、その帰り道でゲボをしてしまうがための詩だというのだ。
しかも山下達郎本人に聞いてみたところそれが正解らしい。真相は闇の中ではあるが……。
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