アセンションを信じているにもかかわらず、アセンションするのが難しい人が山のようにいることをご存知だろうか?
まず、アセンションとはなんなのか?唱えられている説や流派はひとつやふたつではない。
その実情を手っ取り早く知りたい方にはヤフー知恵袋をおススメする。アセンションについての質問が実に3000件近く寄せられており、それに対してありとあらゆる人たちがありとあらゆる説を引っ提げて回答している。
しかし、『……だと考えています』『……だと見ています』といった語り方の人だけでなく、なぜか断定的な語り方の人も頻繁に見かける。
彼らはどういう根拠を持ってなのかは謎だが、自分のアセンション説こそが真実だと確信しており、ほかの人のアセンション説を“まちがい”“邪道”だと思っているのである。
もっといってしまうと、彼らはひとりひとりがアセンション教の教祖になってしまっているのだ。彼らはひとりでも多くの人をアセンションに導いて幸福な人生を歩ませたいと思っているわけではなく、“アセンションの真実を知っている特別な人間”としての虚栄心を満たすために活動しているといったほうが正しい。
無論、彼らの説と私の説は大きく異なっており、私の新世界観による新世界創造が地球的規模ではじまったとしても、彼らは私に力は貸してくれないと思われる。中には『あいつは偽メシアだ!』とか『メシアのアセンションはまちがいだからだまされるな!』といったことをいい出す人も出てくることだろう。
実際、私はこれまで3人のアセンションビリーバーと考えの食い違いから決別したことがある。彼らはアセンションの本当の真相を世界で唯一知っている現代の世界天皇のこの私を相手に、あれはああだのこれはこうだのとみずからのアセンション論を展開していた。世のアセンション教の教祖たちもひとり残らず全員こうしたタイプの人たちなのだと予想される。
彼らはアセンションを信じていることはたしかだ。しかし信じているのは自分のアセンション説だけであり、ほかの人のアセンション説には首を縦に振らないのである。
アセンションを信じているにもかかわらずアセンションするのが難しい、非常な特殊な人たちがいるのだというお話でした。