ブッダの言葉
「ほらほら、自分ってすごいでしょ?」と、そんなふうに自慢する人にならないように。口に出して露骨に自慢しない人も、態度や素振りで自慢することもある。
「自分のこと、わかってよ」とばかりに、むやみに自分語りをする人にならないように。
ちょっと心が成長したからといって、偉そうにならないように。
そして、知らず知らずのうちに偉そうになり、他人を傷つける言葉を吐いてしまわぬように。
弥勒菩薩の真説
一般的に自慢すること、ひけらかすこと、尊大になることは悪いこととされ、思い上がらずに謙虚でいることが美徳されている。
しかし、本当に偉大な才能の持ち主で、本当に偉大な業績を残した人ならば、私は大いに自慢してよく、大いに偉そうな態度をとっていいと思っている。そうした言動が許されるたぐいの人間だからだ。
許されないたぐいの人間が偉大な才能も、偉大な業績もなにもない凡人の分際で、やたらと自己顕示欲ばかりが強い人間である。そういう人間は尊大な態度をとることはけっして許されない。
しかし最後の━━『他人を傷つける言葉を吐いてしまわぬように』━━というのは正しい。自分の才能に自惚れることも、自分の業績を自慢することも大いにけっこうだが、才能がない人や業績がない人を蔑視したり嘲笑したりすることは断じて許されない。