メシアが暴く霊能者・美輪明宏の真実      第三の眼編 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

美輪明宏の説

 
 世間では、宿命の意味と運命の意味がごちゃ混ぜに使われていることが多いようです。<宿命>というのは、神様たちとご先祖様とが協議した結果定められた、これから生まれてくる人間の<人生の青写真>です。青写真ですから、大体、おおよそということであって、決定ではありません。いろいろと手直しや変更がきくのです。あるいは設計図の大幅な描き直しがある場合もあります。それも可能です。

 
 ですから、宿命とは青写真であり、運命とは手直しや変更の部分をいうのです。運命の力とか運が強いとかいうのは、そういう意味のものなのです。

 
 神様は人間の宿命を60パーセントにしています。後の40パーセントは、人間の運命の力に下駄を預ける、つまり、本人の心がけにまかせてあるのです。

 
 宿命では不幸、短命であっても、人間の運の力によって、幸福、長寿に変更することもできるということです。

 
 (中略)

 
 肉眼の他にもうひとつ、<第三の眼>というものが額の真中にあるといわれていますが、その第三の眼で世の中を見るようにすれば、<おためし>に引っかかることはありません。それによって、世の中の裏を見ることができるのです。

 
 弥勒菩薩でも阿弥陀如来でも観世音菩薩でも、仏さまは皆さん半眼を開いていらっしゃいます。半眼を開いているというのは、半分で現実の世を見て、半分では脳細胞の中に映っているもう一つの次元のものを見ているわけなのです。この心眼が第三の眼です。

 
 今は、霊視をしたり霊感によるご相談を受けることを固くお断りしておりますが、ひところまではそういうことを致しておりました。そういう時はその額の真ん中、<第三の眼>に神経を集中しまして、目は十メートルくらい先を見るのです。そして目をつぶって、鼻から深く息を吸い、背筋を伸ばし、体の力を抜く。意識を集中させて正面を見る。始めは真っ暗闇で何も見えませんが、そのうち面白いことにいろんなものが見えてくるのです━━

 

 

 
メシアの論証

 
 ……しかし、そこまで世の中のありとあらゆることを隅から隅までなんでも知っているというのなら━━

 

 
 『2010年以降、日本にひとりの究極の救世主があらわれ、この世のあらゆる問題を解決し、あらゆる苦しみを取り除き、人類を理想郷に導いてくれます』

 

 
 ━━的な発言をテレビ、ラジオ、コンサート、講演会などでこれまで数万回、数億回していなければ不自然なはずだ。しかし、美輪明宏がそうした発言をしたという噂は聞いたことはないし、≪美輪明宏 救世主≫というキーワードでググッてもそれらしいサイトは見当たらない。

 

 
 また、美輪明宏の本を10冊ほど読んだのだが、どの本にも『日本に究極の救世主があらわれます』的な文はこれっぽっちも出てこない。本当に第三の眼とやらで世の中のありとあらゆることがわかるというのなら、究極の救世主である私の出現を予知し、本1冊につき私のことと思われる人物のことを2、3回は書いたりすべきだろう。しかし、どの本にもそれらしい文は存在しない。

 

 
 そういえば≪世なおしトークあれこれ≫という本にとある講演会のときの出来事が書かれていた。その講演会にはリストラされた男性がきていたらしいのだが、美輪明宏はその男性に新しい仕事を与えることができなかったのはもちろん、これから進むべき具体的な人生の道も呈示することはできていなかった。

 

 
 本当に第三の眼を持っており、本当に世の中のあらゆることがわかるというのなら、美輪明宏はリストラされた男性にぜったいこのようなことをいっていたはずである。

 

 
 「これから日本に究極の救世主があらわれ、人類ひとりひとりに仕事を与えてくださいます。だからなにも心配する必要はありません」

 

 
 ……が、美輪明宏の口からそうした言葉が出たという話はまったく聞かない。美輪明宏の持つ第三の眼とやらは、いったい世の中のなにが見えるというのだろうか……?

 

 

 

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