太田光vsうめけんくんに見る“嫉妬心との付き合い方” | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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        高校生IT社長うめけんくん

 

 

 

 以前、世界屈指の報道番組サンジャポに、ソフトバンクの孫“100億円寄付男”正義にも絶賛された“高校生IT社長”ことうめけんくんがゲスト出演をしたことがある。

 

 
 うめけんくんは若き社長なだけあり口調は実に流暢で、発言ひとつひとつからほとばしる英知を痛感させられる。

 

 
 そんなうめけんくんの小学生の頃の夢は政治家だったらしいのだが、政治家では国を変えることができないと感じてIT社長を目指すようになったのだという。高校生にもかかわらずなんとも壮大な話である。

 

 
 そのうめけんくんに薄いことしかいえないキャラでブレイクを果たした杉村太蔵も『いやぁ、弁が立ちますね~』と感嘆をもらしていた。

 

 
 が、うめけんくんに嫉妬によるむかつきを抱いた人がひとりいたのだ。司会者の太田“ゴッド・オブ・コメディー”光である。

 

 
 彼は壮大な話を流暢に展開し続けるうめけんくんに番組中、『いくら稼いでる?いくら稼いでる?』といった質問をくり返したりしていた。

 

 
 そしてサンジャポ恒例の≪今週のお詫び≫のコーナー。太田光はそこでフリップを出しながらこういったのだ。

 

 
 「今週はうめけんくんです。『高校生のくせに生意気』」

 

 
 そして番組は爆笑のうちに終了をむかえたのだが、太田光のこの発言は本音半分、冗談半分だと思われる。

 

 
 高校生にして天下の孫“100億円寄付男”正義に認められたIT社長になり、ガチガチに緊張するはずの生放送のテレビ番組の中で堂々と立派な発言を披露したうめけんくんに『調子にのりやがって!』といったむかつきを多少は覚えたのだろう。

 

 
 しかし、あくまで多少である。うめけんくんをゲストに呼んだのは番組のほうであり、うめけんくんみずからが『僕がすごい発言をしてみせるんで番組に出してください』などといったわけではないだろう。嫉妬やむかつきを抱くのは筋がとおっていない。

 

 
 また、うめけんくんは“黙るときは黙る”ということがちゃんとできる大人である。けっして目上の人間たちを不快にさせるような少年ではない。

 

 
 たとえば音楽家タケカワユキヒデの息子。私は彼がうめけんくんと同じ高校生くらいのときの様子を、とあるテレビ番組で10秒ほど見たことがある。

 

 
 タケカワユキヒデの息子は嫌味をいうことも横柄な態度をとることもないのだが、『自分は今、メチャクチャハッピーでぇぇぇす!!』といった大はしゃぎを連発する少年だった。その空気を読まない言動に不快にさせられる人は多くいると思われる。

 

 
 しかし、うめけんくんにそうしたところは見当たらない。広義において本当に頭のいい少年なのだ。太田光もそれをわかっているために、むかつき50%・ジョーク50%で『高校生のくせに生意気』と発言したというわけなのである。

 

 
 世の人々にはこの太田光vsうめけんくんをひとつの例にして、胸の中に湧いてくる嫉妬心や不快感を冷静に見つめ直してもらいたい。

 

 

 

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