前回:Ⅱ-(49)
「江戸秀雄さんの人物鑑定」
オリエンタルランドの2代目社長である高橋政知さんとは、直接一度だけお会いしています。
ご高齢の時にお会いしましたが、最初目の光が強く、恐いなという印象でしたが、お話しすると、一気に印象が変わり、話しやすい雰囲気を自らおつくりになる方でした。
本当に初代社長の川崎さん夢を実現させた人物である高橋さんには、オリエンタルランドの誰もが尊敬しています。私も、東京ディズニーランド開演の1983年4月15日、開演式典のお手伝いに行きましたので、その時もお顔は拝見していました。テープカットをされ、開演を宣言された時のあの笑顔は、一生忘れないでしょう。
もともと三井不動産の社長である江戸英雄さんに三顧の礼で迎えられ、浦安の沖の埋め立て交渉のために入社されました。
浦安の住民にとっては、漁業という生活の糧を奪うことになりますから、交渉は大変難航することが予想されました。
しかし、人の意気に感じ、人に意気を感じさせる高橋さんは、3年はかかると言われた漁業交渉を半年でまとめてしまったそうです。当時、高橋さんは50歳少し前だったと聞いています。
わたしも現在、47歳です。この高橋さんの年齢とやり遂げた仕事の大きさに自分の年齢を重ね合わせ、励まされます。
To be continue
【次回 ディズニー大学との出会いⅡ-(51)「海の男との交渉逸話」
】
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