前回:Ⅱ-(6)  

「2000分の5」



マネージャーからの話だけでは、

“ユニバーシティ・リーダー”の実態が

つかめなかったため、早速、現ユニバーシティ・リーダーの

山口さんに伺いに行きました。

山口さんは、私より5つほど年上で、元拳銃を合法的に

持っていい職業に従事していた方でした。

丸みのある体系で、顔も丸型です。

結構理論派で、口がうまいというのがみんなの

意見でした。



「山口さん!ユニバーシティ・リーダーって何ですか?」

山口さんは少し驚いたようです。

「何でそんなこと聞くの?」

突然の質問のため、驚いたようです。

「私が、その候補に選ばれたようです」

その話をすると、突然山口さんは残念そうな顔をなりました。

「そうか、文二郎が選ばれたのか。

 もう一期やりたかったな...。

 お願いしたんだけどな~」

ますます、面白いものらしいと期待が高まります。

ただ、山口さんの表情を見ていると聞きづらくもなってきました。

「で、どんな感じですか?」

山口さんは、急に冷静になり、話を続けます。

「やってみればわかるよ...。文二郎が選ばれるとはね...」

何か、馬鹿にされているみたいで少しムッとしました。

「そうですね。やってみればわかりますよね。」

結局何も聞けずに、その場を離れました。

そして、その一カ月後、ユニバーシティ・リーダー育成

研修のスケジュールが送られてきたのです。

1984年9月頃のことです。

To be continue

【次回 ディズニー大学との出会い-(8)「研修案内文書」


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