夜遅く歩いて帰宅している時のことです。

自宅までは、歩いて15分もかからない距離で、夜遅くになると誰も歩いていないことがほとんどです。車もたまにすれ違う程度ぐらいです。


大きな交差点に差し掛った時に、地域住民が行う自衛警備の方がいらっしゃいました。


「この辺りはひったくり被害が多いから、バックは歩道側に持つように気をつけて。」


と声をかけられました。確かにその時の私はバックも道路側にかけて、ぼっーとしながら歩いていました。たぶん、普段の慣れた道だからでしょうか。


「自分は被害にあうことがないから大丈夫!」という変な確信をもっていたのかもしれません。


「ありがとうございます。気をつけて帰ります。」とお礼を伝え、バックを建物側に持ち替えて歩き出しました。


意識が散漫になっていたであろうことは言うまでもありません。

慣れた道だからこそ、気が緩んでいました。これでは、いつ狙われてもおかしくない状態でした。



夜道だからこそ気をつけるのではなく、慣れた道だからこそ、気が緩んでいる時こそ、危険が潜んでいます。


「自分は大丈夫!!」と思うのは、間違いということに気付いた一瞬でした。




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