日本版のポスターより本国版が好きなので。
今そこそこ巷で話題のアングスト/不安を観たわけです。
この手の話題のホラー映画はだいたい地雷が多いわけですよ。
ところがです
このアングスト、かなりの名作なのではないかと思います。
まずめちゃくちゃスタイリッシュに出来ている。
ところどころでわざとブレさせる映像、人物の顔のズーム、そして完璧なタイミングで流れるハイセンスな電子音楽。
全て洗練されています。
ホラー映画特有の緊迫感を持ちながらもとてもスタイリッシュでした。
そして犯行の一部始終を全く省かない。
細かい所までしっかり見せられます。
死体をあんな重そうに運ぶリアルな姿はなかなか大衆映画では見れませんよ、うん。
そして抜群の演技力。俳優陣の存在感。
この映画に対する本気度が観客に伝わってきます。
ちょい役の俳優まで一切役作りに手抜きが見られません。
そして最も驚いたと言っていいこと、それは女優陣がとてつもなく魅力的だということ(おい)
この2人はちょい役です。セリフも発しません。
しかしとてつもない存在感でこの作品を印象に残してくれました。
そして彼女。
可愛すぎる。
正直言ってここまで綺麗と可愛いを完璧なバランスで持っているヨーロッパの女優さんを見たことがない。
もっかい言います。本当に可愛いです。
しかもGoogleで検索しても情報がほとんど皆無。
日本語の情報に至っては1つもありません。
なぜこんなに可愛い女優さんが有名じゃないのか信じらん。しっかりしろよ(誰が)
とにかく、この映画、只者じゃなかったです。
映像、演技、音楽、脚本、全てがハイセンスです。
たしかに倫理的な問題はあるかもしれません。
小さなお子さんはショックを受けるので観ない方が良いでしょう。
しかし私に言わせればただ暴力描写やアクションばかりのB級映画よりもよっぽど観る価値のある映画です。
本当に全てが洗練されていました。
映画だからこそ可能な芸術作品と言えるでしょう。
もしこの映画が各国で上映禁止されていなかったらもしかするとカルト的存在になっていたかもしれません。
それほどの傑作でした。