ヤマボウシの根締めに植えている石蕗が

咲き出しました。

 

 

鮮やかなビタミンカラーに

元気パワーをもらっています。

 

 

 

石蕗もトリカブト同様に

秋のコテージガーデンを最後に飾る花

 

この2つの花の開花は

「冬を迎える準備に本腰を入れなさい。」

というメッセージでもあるのです。

 

初霜が降りるのもそう遠くはない・・・

 

つるバラ誘引にもそろそろ取り掛からねば!

その前に、

秋蒔き苗のポット上げを完了させないとネ!

 

 

・・・*・・・

 

 

トリカブトが咲くたびに

気になって仕方がないことがありました。

 

 

 

この不思議な形の花の構造は、

どうなっているのかな?

 

毎年気にしながら、

ポット上げやら冬支度準備に追われる時期

 

手つかずだった解体を今年は絶対やろう!

 

 

  トリカブトって、蕾の時から

 

開花まで   

 

  ずっとずっと不思議な形ですよね!?

 

 

有毒植物として有名ですが、

その不思議な形と深い青紫色の

気品溢れる佇まいに

魅せられる人は多いはず

 

キンポウゲ科トリカブト属

原産地は日本・韓国・中国

日本三大有毒植物の一つ(全草有毒)

 

 

トリカブトがキンポウゲ科だとは

知らなかった・・・

ということは、クレマチスやクリスマスローズ、

レンゲショウマ、アネモネなどと同様に、

多分・・・・

 

多少の察しがついたものの

やはり、解体してみましょう。

 

 

 

この花の奥深くには、

何かが秘められているような・・・

ヘルメットの中に何を隠しているのでしょう?

 

 

 

 

 

側面と正面から見た花の様子

 

 

 

 

ヘルメット(兜)の部分を外した様子

閉じているサイドの2枚を開いて撮影(右) 

 

 

 

外した5枚は、花びらのように見えますが、

5枚全て、萼です。

だって、ほらキンポウゲの仲間でしょう!!

 

形が異なる萼には、

それぞれ名前があるそうです。

ヘルメットは、頂萼片

左右の丸い形2枚は、側萼片

下の2枚は、下萼片

 

 

5枚全てが萼であることは察したけれど、

ヘルメットの中から現れたものは何?

 

 

 

 

 

目 えっ、何これ?

面白いグロい形ですよね。

 

 

実はこの2つが、

花びらなんですって!!

 

 

  

 

花びらを下から上になぞって下さい。

最後にくるっと巻きましたね。

これは、

すみれの花びらの裏がわに

垂れ下がったアレと同じです。

 

この中には蜜がたっぷり!

だから花びらのことを蜜弁とも言うそうです。

 

 

マルハナバチなどが

花の奥深くに潜って

ごそごそしていた訳が分かった!

これだけ奥深くにある蜜を吸おうとすれば、

 

 

 

 

否が応でも、その手前にある蕊に

身体をこすりつける事になりますものね。

しっかり受粉を手伝ってもらおうという

トリカブトの賢い魂胆なんだねぇ。

 

中央の白っぽい粉がついた薄緑の部分

これがめしべで、5本あります。

しっかり受粉しためしべは、

やがてこんな形の果実になります(↓)

 

 

今年2月撮影

 

 

クリスマスローズやレンゲショウマの莢と

とてもよく似た形です。

 

 

 

 

不思議な形のヘルメットは、

不思議な形の花びらが

しっかり収まるジャストサイズでした。

 

 

 

・・・*・・・

 

 

 

 

秋明菊の隙間に赤く見えるのは、

 

 

センセーショナル・ファンタジーの

ローズヒップと

 

 

柏葉紫陽花

 

 

 

 

 

・・・*・・・

 

 

前記事で、

黄花マルバルコウソウの変異かな?

と紹介した紹介した朝顔は、

 

 

 

変異でも何でも無く、

ミルキーウェイという西洋朝顔であることが

hanasukiさんとasakiさんの

コメントから分かりました。

 

asakiさんの種がhanasuki産苗となり、

コテージガーデンに届いていたのだと

判明しました。

ここに訂正いたします。

 

hanasukiさん、asakiさん、

ありがとうございました。