暖地では5月に咲くバラも、ここ日光では6月中旬にならないと・・・・・・
同じ花でも、気候が異なれば咲く時期がずれることが多いのに、
なぜか、彼岸花の咲く時期は、大きくは、ずれません。
彼岸花がヒガンバナの名をもつ所以におのずと納得がいきます。
一昨日、ヒガンバナの群生地(栃木県鹿沼市粟野地区)へ行ってきました。
ちょうど、見頃を迎え、美しい光景を堪能してきました。
堪能したのは、秋景色だけでなく、お腹もね!
美味しいお蕎麦を食べてきました。
粟野方面への彼岸花コースを選んだのは、実はこのお蕎麦を食べたいからだったり・・・・・。
以前にもご紹介の山里小来川の「山帰来」 地産地消の美味しい手打ち蕎麦をいただけます。
地場の木材を使って建てたログハウス。店内に流れるのは音量を抑えたジャズ。
ギャルソン風のウェアで給仕してくださるスタッフ。大きな窓からは目前に広がる清流と山里の風景。
カフェかと思う空間ですが・・・・・・・・・れっきとした蕎麦処なんです。
オーダーを待つ間、大きな窓から、窓外の景色を楽しむ♪
窓のすぐ前にはソバ畑。 右側遠方に遮光ネットを張った池みたいなものが見える・・・・何かしら?
ソバ畑の上には、蜜を求めて飛び交うおびただしい数の蝶やハチ、そして蜻蛉。
あれ、蜻蛉は蜜を吸わないね~
きっと、清流が近いから、産卵のために集まっているのでしょう。
しばし、羽を休めたら、求愛のためにまた飛び立つのね。
上の画像の一部を切り取りました。
蝶が2匹いますね。
画像のどの部分か分かるかな?
ソバの花咲く光景を眺めながら、美味しい蕎麦をいただく・・・・・・実は、ちょっと憧れていたのです♪
水を張った器に蕎麦を入れ、見た目も涼しげな一品。
酢橘スライスが浮かび、このまま水蕎麦として食しても美味。
鰹のきいたそばつゆに浸けていただいても、酢橘の香りがさわやかです。
たっぷりの白髪ねぎを除けると
ねぎの下には、たっぷりのとろとろ湯波刺しが隠れている♪
それから、ゆがいた山葵の茎と湯波の天ぷらと♪
冷たいつゆをかけていただきます。 ああ~、おいしかった~♪
食事の後、遮光ネットの正体を知りたくて~♪ ソバの花を間近に見たくて~♪
だから、裏に回りました。
建物全景。左から2つ目の白壁の辺りの席でお蕎麦を頂きました。
ソバの花は白いものと思っていたら、ごくまれに、ほんのりとピンクを帯びた花もあるのですね。
白い花びらに紅を差したようなしべが可愛い♪ そして、うっすらと甘い香り♪
虫たちの蜜を求めて飛び交う様子が、納得できた!
そういえば、蕎麦の花の蜂蜜をどこかで見かけたことがあるのを思い出しました。
遮光ネットの下は、緩やかに水が段差を流れ落ち、クレソンの茂みがあり、小さな山葵が点在。
なんと、ワサビ畑になっていた!
本日の 香り立つけれど、辛みが少なく、甘みのある山葵は、この畑からのもの?
こちらは入り口
車に乗ろうとすると、スタッフの順番待ちの客を呼ぶ声。
耳を傾けると、
「○○様、申し訳ございませんが、お蕎麦は終わりました。」
少し前に来店したばかりのお客さんのようですが・・・・・。
2時半がラストオーダーとなっているのに、1時の段階でオーダーストップです。
土・日・祝日お予約は受け付けないとのこと。ご来店は12時までにが、おすすめですよ。
「山帰来」の連絡先 : 日光市南小来川395-1 ℡ 0288-63-2121
食事の後は、山道を下り、粟野へと向かいました。
田圃や畑が延々と続く道沿いには、
ソバの白い花と曼珠沙華の赤い花、そして刈り取りの順番を待つ稲穂の黄金色、
ところどころにコスモスの花が風に揺れ♪♬~♪
薄紫のツルボが、彼岸花と背比べ。
萩の花もいたるところに
途中、寄り道をしておいしいジェラートを食べ、もう一か所の群生地へ。
中粟野の「遊の里」 粟野川と竹林に挟また雑木林にあります。
上の画像(↑)は、下の画像(↓)の奥に見える木立のあちら側から撮りました。
ここ「遊の里」の彼岸花の景色を引き立てるのは、清流、竹林、木立、・・・・・
そして一帯を埋めるように生えるクサソテツ(コゴミ)の鮮やかなライトグリーン。
彼岸花の朱赤が一層際立ちます。