さあて、久しぶりにっ! 解体珍書をやりましょか!!

だけど今日は、べらんめえ調はやあめたっと!

ごくごく自然に行きますよ。と言いながら・・・・・調子が出てくるとどう変わるか分からない!

ちょっとここのところ、書くことから引いているので~、いまいち不調かも。









昨日、コテージガーデンの半分ほどを埋め尽くしている花として、忘れな草を紹介しましたが、

今日はその忘れな草を解体してみます。



忘れな草







濃い緑葉に隠れる様に咲いている     忘れな草


                          こんな咲き始めの忘れな草が好きです。





忘れな草


咲き終わった花を一つ落としては、次の花を咲かせるたびに花軸を伸ばし、


忘れな草     忘れな草    



ずんずん、ずんずん、背高のっぽになっていく♪




すると、花全体の印象はふんわりとして、  忘れな草


                            とても優しい風情がどんどん庭に広がります




おや? どの花の塊(花序)を見ても 蕾の塊が、偏っているように見えませんか?

同じように花軸を伸ばしながら、咲きあがっていくストックなどは、

花の塊の中心に蕾の塊があったはず! どうして、忘れな草の蕾は偏っているの?




忘れな草   横から見るとこんな感じ


裏側から見るとこんな感じ 忘れな草




蕾が渦巻いているように見えませんか? よく分からない?




じゃぁ、咲いている花をむしっちゃえ!忘れな草ほらね!


                               タツノオトシゴの尻尾(?)みたいに見えませんか?

                          蝶のぐるぐる渦巻のストローのような口吻にも見えるでしょ!






もっとよく分かるように、花を摘んで~~~と、解体の始まり、始まり~


咲き始めたばかりで花軸がのびていない茎(左)と、

花が咲き進み花軸が伸びた(右)と取ってきて・・・・


忘れな草  忘れな草




忘れな草横から撮ったり、



忘れな草  


                     それから、花をむしって撮ったり・・・・外の撮影の確認です。

                     こうして拡大して見ると、可憐に見える忘れな草さんは

                     意外にも毛むくじゃらなんですね~。

                     レディーの身だしなみよ。脱毛クリーム使いましょうか。

                     それとも、レディース・シェイバーを使いましょうか。

                     おっと、脱線! 

                     蕾の先端が渦巻いていることを確認できましたよね?





忘れな草  この画像を見ると、


                     そうか、そうだったのか!と、合点がいく!!

                     忘れな草は、ちょうど蝶々が、口吻の長いストローを伸ばすように

                     渦巻きを解きながら、花軸を伸ばしていたのね!

                     だから、花も茎の片側だけにしか咲けないのね!








もう一つ?がありました。忘れな草



それはね、ブルーの小さな五弁花の中央が黄色い花と、白い花があること。

観察すると、新しい花ほど黄色くて、花軸の下の花ほど白くなっています。

このことは、ブルーの花だけでなく、白花も同様です。



忘れな草 忘れな草




どうして? 黄色いのは花粉?

もし、花粉なら、ここがおしべの先端ということになる?

蜜を吸いにくる虫たちが、花粉も体に着けて運んでいくのかしら?




忘れな草ピンセットで黄色い部分を擦ってみても落ちません。

                        というこてとは、おしべでも花粉でもない!

                     おしべとめしべも確認してみようかな




安全剃刀を用意!忘れな草さて、真っ二つに切りますよ!

                                  レディース・シェイバーじゃなくてごめんね~



直径が1cmに満たない花だから~~~~~なかなか二つに切れないよ!!

やっと切れたぁ!

忘れな草  忘れな草
外側                                      内側



小さくて、わからないね~~~~  拡大しましょうね~




忘れな草  忘れな草



左側には、めしべと子房と蜜腺と・・・・・それからおしべらしきも見えますよ♪

右には、おしべの葯の部分が2つ見えますよ!




やっぱり、黄色い部分は、おしべの先端ではなかったのね。





ということは・・・・・・・・受粉前の花は目立つ黄色い色で虫をおびき寄せているのかな?

無事に受粉が終わったら、色が褪せても、あとは関係ないもんね。

迷探偵しば~じゅの推理です。






昨年の4月20日に、忘れな草の名の由来などを記事にしています。

興味がありましたら、ここをクリックしてください。リンクします。



花の妖精・わすれな草