ラブ・チェーン  鎖に繋がれた、囚われの愛ですか?

昨日は、ずいぶんとオノロケを書いたようですが、その続きですか?

                            答は、どちらも No!




これこれ、コレなんです。 多肉・ハート葛


                 サンルームのハンギングテラリウムから、たくさん垂れ下がったコレ!





多肉・ハート葛  ハートが鎖のように繋がっているでしょう。
             

                          だから、ラブチェーン





多肉植物のハートカズラと言った方が、一般的でしょうか?

南アフリカ産のガガイモ科。細い蔓に2つずつハートが並んで・・・・・・。

肉厚のこのハートが、葉っぱです。模様がシクラメンの葉に似ていると思いませんか?

さらによく見ると、

所々にハートと並んでとっても奇妙な形の花が咲いているのが分かります。





多肉・ハート葛 





地味ながら高貴を感じるシックな色合いで、古代オリエントの壺を思わせるようなユニークな形。

先端にはボルドー色で毛が生えた角のような?・・・・花びらのような?・・・数本立っている。




この花の仕組みがとても気になって気になって・・・・・・・・・。

基部の円い袋のような部分と、筒の部分と、角の部分と、

3つの部分に分かれているような気もするけれど・・・・・一体化しているようでもあり・・・・・・

いったい、どこからどこまでが花と言えるのでしょう?




やるしかないでしょうね。そう思いませんか?

思いますよね! 解体珍書!




多肉・ハート葛 



 まずは、小さな蕾から順に並べてみました。

一番大きい状態でも、長さは2cm足らずです。

1番右端のものは、咲き終わって、床に落ちた花殻です。萎びて縮んでいます。





左から5番目の1番元気そうな花を解体しましたよ。 



多肉・ハート葛 



3つの形が異なる部分は、全て一体化していたのね。

良く見ると、丸く膨らんだ基部の部分の底には、シベらしい物も見えてます。

この部分が、花と言えるのでしょうか?

萼らしきものは見あたらないね~。萼は退化したのかしら? 

それとも萼が進化してこのような花の形になり、花びらが退化したのでしょうか?

謎多き花です。どなたか分かりますか?



と書いてきて、・・・・・・

もう一度、上の蕾が並んだ画像をよく見たら、小さいけれど萼らしい物が見つかりました。

ちょっと、ホットした気分~♪







もう一つ、サンルームから珍しい植物を。



エアプランツ・ウスネオイデス 




枯れ草をぶら下げたわけではありませんよ!

これは、ウスネオイデスという名を持ったチランジア。つまりエアプランツの仲間です。

森の中で見かける寄生植物のサルオガセにも似ていると、ずっと思っていたの。

別名をサルオガセモドキとも言うそうです。

アメリカ南部から南米原産のパイナップル科チランジア属。






どうみたって エアプランツ・ウスネオイデス 



どう見ても~、絶対にパイナップルには見えないけどね~。

他のチランジアの形を思い出すと・・・・・ウ~ン、パイナップルに似た形が多いかも・・・・・・・・。





実は、これ、ドライにした物を「スパニッシュモス」という名前で、

リース素材として売っていたりするのです。



リース・木の実    このリースには、


                                  スパニッシュモスを使っています。






リース・木の実




分かりました? モジャモジャの枯れ草みたいな部分がスパニッシュモスです。

ウスネオイデスの栽培に失敗しても、次の利用法があるという無駄の無さ!

なんて賢いガーデナーなんでしょうと、自画自賛のしば~じゅです。