曇りがちな日が続きました。

今朝は、久し振りに青い空が広がって・・・・・・・・、だけど、秋の空とはちと違う。

青い空の所々に広がる雲も、なにかしら夏雲めいているような・・・・・・・・。

週末から、本来の季節に戻るとのことですね。






今日の空の色で染めたようなこの花が開くのも、何日振りでしょう。

曇り空の下では閉じたままだから・・・・。


アメリカンブルー(エボルブルス)


アメリカンブルー(エボルブルス)

中央アメリカ原産、ヒルガオ科エボルブルス属、非耐寒性多年草



日本に入ってきてまだ日が浅い(1980年代)この花は、当初、正式な名前が分からずに、

爽やかな青い花を咲かせることからアメリカンブルーと呼ばれるようになり、


現在に至っているそうです。    アメリカンブルー(エボルブルス) 

 


多年草であっても、苗が安価な値段で手にはいるので、うちでは一年草扱いにしていますが、

20年以上前は、とても高価で入荷数も少なく、なかなか入手できなかった記憶があります。

このブルーに引かれ、どうしても欲しくて、やっとの思いで手に入れて・・・・・・・・

だから、冬は室内で越冬させていました。

今年は3号ポット98円でした。苦労して越冬させなくてもいい・・・・・・と思う値段ですよね。







シュウメイギク   これは、8月末に咲き始めたばかりの秋明菊




庭の4種類の秋明菊の中でも、一番の早咲きです。

桃色の濃淡が、萼片(花びらのように見える部分)によって異なる出方をしたり、

スポットが入ったり、とてもチャーミング。だから可愛くて、私のお気に入り。




だんだん花の咲き方に力が無くなり、 シュウメイギク 


                                          そろそろ終わりです。






代わって、他の秋明菊たちが、揃って咲き始めました。



シュウメイギク   シュウメイギク 



白の一重。

蕾の真ん丸と、白い萼とシベとが散った後の黄色い真ん丸が、宙に転がって~

秋風がそよぐ度に、

コロンコロン、ポロンポロン、プルンプルン、ユランユラン・・・・♪  色々な音が聞こえてきそう♪






シュウメイギク



白の半八重。近寄りがたい麗人を思わせる華やかさ~♪  









シュウメイギク 



紅紫色の八重。 これが本当の秋明菊(別名、貴船菊 :キブネギク・キセンギク)。

古い時代に中国から渡来し、すっかり野生化したため、

英名ではジャパニーズ・アネモネとまで呼ばれます。

(きっと、英国のプラントハンターは日本から本国に持ち帰ったんだろうな~)


京都の貴船地方に多く見られたことから、貴船菊とも。

萼片の多さが菊に似て、秋真っ盛りに咲く花だから、

・・・・・だから、秋明菊・・・・・・思わず頷いてしまいますね。




上の3種類の秋明菊は、

この中国原産の貴船l菊 × ネパール原産のアネモネ・ビティフォリアから生まれた園芸品種。

園芸種も秋明菊として流通しています。

園芸種の方が、菊より本来のアネモネに似て、「どうして菊なの?」と、思うのでは?




シュウメイギク


  水場の蛇口のカモに、秋明菊が寄りかかってる~♪  蛇口をひねるのが躊躇われて・・・・・



  

                          ガーデン・6月 
                            (6月の水場の様子です。)



シュウメイに、蛇口取られて もらい水   (フフフ・・・・・・パロってしまったぁ・・・・・・)

                  ※ 「朝顔に つるべとられて もらい水 (加賀 千代女)」





シュウメイギク



秋明菊に埋もれるように、小輪咲きのソレイユが♪~








こちらは、桃色花火こと、アフリカのカオリアザミ。

父のモミジを背景に、秋の柔らかい光に輝いて~♪ パッと咲きました♪




アフリカカオリアザミ


 
伸びやかさ、たおやかさ、たくましさ

そんな生長の様子に、あきれたり、感心したり・・・・・・とにかく面白い。

まるで「ジャックと豆の木の」の豆の木かと思うくらいに、天を目指してヒョロヒョロと細い茎を伸ばし・・・・

ところが、風が吹き、雨が降ると、「ああ、やっぱりね。」 ― 当然倒れます。

でも、折れません、へこたれません、くさりません。

倒れたところから、起きあがってまた天を目指し・・・・・・、風・雨・・・・・・また起きあがって。

だから、こんなに、くねくね~、くねくね~。

そんな様子を、支柱も立ててやらずに楽しむしば~じゅは、鬼かな?悪魔かな?

くねくね~をリピートしながら、2m近くになったでしょうか。




アフリカカオリアザミ




ヒョロヒョロの茎の先端で、パッと開いた花は・・・・・・・なるほど桃色の花火に見える?

「桃色花火」?・・・なんか怪しい名前だなぁ、

命名者は誰じゃ、名付けの由来はなんじゃ、と思っていたけれど・・・・・。




「何度も何度も、起きあがっては天を目指す」を繰り返していたのは、

「中空高く駆け上がり、パッと散った桃色の花火」を演じたくて・・・・・・だったのね。

一人、合点するしば~じゅです。