困りました。いやぁ、困りました。

だってね、まるで「つくし野」と命名したいくらいに、すごいんですよ。



ツクシ




えっ? それは何処のことかって、お尋ねですか?

それは、コテージガーデンの裏のことでございます。いえいえ、うちの裏庭ではありませんよ。

隣の敷地です。地主は別にお住まいで・・・・・。懇意にさせていただいておりますぅ。

現在は野原状態、季節ごとに花を楽しみ、蕨にコゴミと山菜を摘み・・・・楽しませていただいていますよ。

もちろん、許しを頂いてのことですがね・・・・・。





去年までは、春先に、可愛い土筆が数本、頭を出しているのは知っていましたよ。

土筆を見ると、春だなぁと、感じるものでございます。春の野にはつきものの可愛らしさですからね。

ところが・・・・・・今年はね、辺り一面土筆だらけの「つくし野」状態なんですよ。

ツクシ誰の子、スギナの子~♪

なんて、言いますが、去年まではスギナだけが確かにたくさん生えておりました。

いよいよ、めでたくスギナさん達のご出産なのでございましょうか?




ツクシ 




さあて突然ですが、クイズでございます~。ツクシちゃん達、ここに何本隠れてる?



正解は、ゴホン。風邪をお引きなったのかと、お尋ねになりました?

いいえ~、達者です、「ゴホン、ゴホン。」と咳をしたのではありませんってば~。

ゴホン、5本です~。

「しつこい、分かっている。」と・・・・・。それは失礼をばぁ。






ツクシ  この黒いの、なんか気持ち悪くないですか?




 どうもね~、ミーには苦手な○○の頭のようにも見えてね~。

丸い部分の下の方をヨーク見ると・・・・・・袴が何段にも重なっているのがお解りか?






ツクシ  




やがて、袴と袴の間の茎を伸ばして、皆さんご存じのこのスタイルになるんですな。

ちなみに、袴は、ツクシの葉なんですぞ。

このツクシの根元をご覧くだされ。

ヨーク見て、ヨーク見て。ほら、見えてきたかいな? 杉の木見たいのが。

これが、スギナベイビーです~。




あれ????  なんかおかしくない?

ツクシより後に出てくるのに、スギナが親なの?親が後から生まれるの?



ねえ、変でしょ?    ツクシ 




いったい、どっちが親なのさ?

それはね、こういう事でございますよ。

スギナはね、栄養茎で葉緑素たっぷりの緑色、光合成をして栄養を作る働き。

ツクシは、胞子茎。胞子を作り、子孫を殖やす働き。

言うなれば、形は違うが、被子植物に置き換えると、

スギナは根・茎・葉で、ツクシは花、胞子は種みたいなもんでございましょう。

スギナが伸ばした地下の栄養茎の一部に、ツクシが出てくるというわけでございますね。

土から出てくる筆のように見えるから、「土筆」と書くが、

スギナに「付く子」が訛って、ツクシとなったとも言われるようでございます。

そう言うわけでございますから、

ツクシ誰の子、スギナの子~♪  は、正しいのでございますな。






「つくし野」状態、困ります~。胞子をたくさん飛ばして、殖えるのは困ります~。

ミーのガーデンを脅かすこと間違いなし!




そこで、2日前、せっせと摘みました。     ツクシ




目に入っただけの・・・・いてっ、痛たたたたぁ・・ツクシが目に入ったぁ!・・・・じゃないって、

目に映っただけのツクシは、全部摘みましたとも~! これで「つくし野問題」かいけつ~!

なあにね~、夕飯の一品にという魂胆もあるのでございますがね。

だけど・・・・・面倒になっちゃったぁ。

この袴を一つ一つはずすのが、嫌になっちゃたぁ。やぁめたっと。




今日、雨が上がった後に、「元つくし野」行ってみたら・・・・・「つくし野」復元でした。いやはや・・・・。

2日前より、もっともっとも~っとたくさんの土筆たち!  ギャフ~ン。

参ったなぁ、困ったなぁ。また、摘みますかね。






4年前に、ガーデンを造り始めた時、スギナがびっしり!

ずいぶんと手を焼きましたでございますよ。

だが、ある時、閃いた!

そうだ、スギナは酸性土壌を好むんだ!ならば、中性か弱アルカリ性土壌にすれば良い!

Good  idea!  でしょ。


ちょうど、育てたい花たちは、中性から弱アルカリを好むことだしね。

せっせと撒きました。貝石灰とバッドグアノ。バッドグアノはリン分も多くてね。

色よい花を咲かせるにはもってこい。しかも、多量に撒いても根を傷めないのでございます。



めでたく、スギナ撃退とあいなりました。

お後がよろしいようで・・・・・・。