この1週間はスッキリしない天気が続き、小雨模様の日が何日かありました。今日も雨です。
晩冬の氷雨とは異なり、柔らかい温かみを感じる雨です。
この雨が、萌黄色の新芽を芽吹かせ、さらには春の美しい花々に、
「もう大丈夫です。春ですよ。さあ、咲きなさい、香りなさい、魅せなさい。」と、
開花を誘うのですね。

自然からの恵み享受したタイツリソウが、ほら、もう蕾をのぞかせました。
山野の、庭の、草花や木々に養分と生気を与え、生育を促す春の雨。
母親のように優しく自然を慈しむ雨。
「催花雨(さいかう)」 「養花雨(ようかう)」 「育花雨(いくかう)」 「木の芽雨(このめあめ)」
「甘雨(かんう)」 「慈雨(じう)」 「菜花雨(なばなあめ)」 「草の雨」 など・・・・・・・。
豊かな自然に育まれた日本人の感性が、この雨を情緒ある呼び名で呼ぶのですね。
今日の雨は昨日の午後から続いています。
昨日、雨が降り出す前に産地直売の買い物目当てに寄ったいつもの公園で、出逢いました。





ヤシオツツジ
ヤシオツツジは、日光の春告げ花です。桜の開花より、ずっと開花を待ちこがれる花。
例年より2週間ほど早い開花です。
この花が咲いてようやく日光に春到来。開花を知ると血が騒ぎます。
春告げ花は春告げ祭の象徴。日光の春告げ祭が間もないことを思い出すのです。
昨年の「春告げ祭]の記事はこちらです☆ クリックしてください
上に記事の追加記事です☆
一昨日、スミレを記事にした余韻を引きずっていたのか、
その後立ち寄ったホームセンターで、宿根ビオラ2種類をお買い上げ!
平安絵巻シリーズ「紫式部」


紫式部と名付けられた宿根ビオラ。紫式式部の名の通り風情にあふれ凜とした姿です
花色は画像で見るより、ずっと深い紫。シックな葉の表はダークグリーンで裏は小豆色。銅葉です。
ググってみたら、正式名はビオラ・ラブラドリカ・パープレア。
ラブラドリカ? もしかしたら、カナダの西海岸のラブラドール地方・・・・???
なんと、原産地は北米やグリーンランド。途端に紫式部の印象が、うすらぼやけて・・・・・・。
でも、嬉しいことに-10℃以下に耐えられる! ヤッタネ!


紫の模様と白い下地がパンダみたいですね。開花始めはラベルのようにパンダにそっくり。
だんだん紫の部分が広がって行くみたいですよ。
和名はツルスミレとかアシナシスミレとも呼ばれ、短い根茎を伸ばしてマット状に広がるそうです。
オーストラリアからマレー半島が原産。耐寒性もありそうなので、楽しみですね。