フー、何とか終わりました。バラの早春のお世話。
寒冷地である日光は、バラの世話も関東地方暖地中心のカレンダー通りに、とはいきません。
全ての植物に通じることですが、東京近郊に比べると、
春から夏は1ヶ月以上遅れの作業になり、秋は、約1ヶ月前倒しの作業となるのです。
11月にツルバラノの誘引を終え、鉢が凍り付く前の12月には鉢バラの植え替えを。
そして、いわゆる冬剪定と元肥の施肥は3月下旬から4月上旬に行うのが例年。
早い時期に剪定をすると枝先が寒さで枯れ込んでしまうの。
夏剪定はやらなくてもOK。
6月に一番花が咲き出し、3番花は8月、夏も休むことなく咲き続けるバラが多いのです。
昨秋は、ツルバラの誘引までは順調でした。
ところが12月に入ると、急激な寒さがやってきて鉢は凍り付き、植え替えを見送ることに。
3月は、駆け足の春。慌てました。
剪定、元肥施肥、鉢から地植に下ろし、鉢の植え替えも・・・・・
新芽が展開し始めてしまったので、短い期間でやらなければならず・・・・フー、やっと終わりました。
作業の画像が~、・・・・・・・・・・撮ってな~い! 1枚もありません。
「早くやらねば~。」と思いつつも、外に出ればやはり気になるのが春の息吹。
バラ作業の前にパシャリ、パシャリ、・・・・・・・・パシャッ。 1週間前はこんなだったプシュキニアが
今日はこんなに
これもプシュキニア?
似てるでしょ。でも違うの。シラーです。
白い花もありますよ。
ピンクもありますが、まだ咲いていません。
これもプシュキニア?
いいえ、こちらはチオノドクサ。白やピンクもありますよ。
プシュキニア、シラー、チオノドクサ、どれも似ているでしょう。ヒヤシンスにも似てますね。
似ているのは花だけではないの。葉っぱも比べてみてね。どこかで似た葉を見たことありませんか?
チューリップに似ているでしょう?
実はね、みんなユリ科の植物、親戚なんです。
花びらが6枚というのもチューリップと同じ。ユリも6枚ですね。
花びら6枚は、訂正した方が良いかしら。外花被3枚と内花被3枚です。
外花被は、元々は萼ですものね。
こちらの花も、チューリップに似ていますよね。
クロッカスです。でもこれはユリ科ではありません。
ずっと遠縁のユリ目アヤメ科の植物です。アヤメの仲間も花びらは6枚(外花被+内花被)
もう一つ遠縁の者がおりました。ユリ目ヒガンバナ科のこの子。
雪の中でも咲いていたあの子です。
Who am I ?一体、私はダアレ? 頭が重くてね・・・・・。
これ、ヒントです~。
正解は、 I am a snowdrop.
花後のスノードロップに出来た果実です。中には種が出来ている筈。
どんどん大きくなり重さに耐えられず、最敬礼のお辞儀をしていました。
球根を疲れさせない為には、除去。採種するためには熟すのを待つ。どちらを選ぼうかな?
この過密状態は、 チオノドクサなのですが
昨年、スノードロップ同様に出来た果実を除去せずに果実のまま、土の中に突っ込んでしまったの。
結果がこの状態です。
無事発芽しました。殖えました。でもね・・・・・こんな過密状態で、咲けるのかな?と疑問です。 厳寒と闘い、ぼろぼろの雄姿。ガーデンのヒーロー。
葉はちりちりに黒変し、ほとんど残っていないのに・・・・・・あなたは強い!不撓不屈の精神ですね。
頑張って、冬咲きクレマチス、アンスンエンシスが咲いています。
最後に、なおりんさん、あなたがダメ元で無事発芽させたヒオウギのお母さんですよ。
茶色の枯れた茎が2本。この茎に咲いた花から採種した種でした。
今年は8芽を確認。取り蒔きしてまわりに蒔いた種の発芽はまだ確認できません。