う~ん、なんて優しく甘い香りなんでしょう。

一足早く、・・・いえ、二足くらい早いかな? 春の香を 冬真っ只中のコテージに連れ帰ってきました。

新鮮なお野菜を買おうと出かけた産地直売所から、連れかえってきた春です。




       



水仙を見る度に、本当にこの花は、春爛漫の季節がまもなく訪れることを

告げたくて告げたくて、うずうずしているのだなあと感じます。








中心の筒状の黄色の花びら、副花冠が、

春到来のファンファーレを 高らかに奏でるトランペットのように思えるのです。

わたしの庭で早咲きの水仙が咲き出すのは早くても3月下旬。

水仙が咲き出すと、続いてヒヤシンスや休眠していたパンジーとビオラ、スノーフレーク、アネモネ・・・・・

まっさらな塗り絵に色がのるように、庭は少しずつ彩られ、春爛漫の時を迎えます。





       




ふっくらとした蕾が、ぽ~んと弾けるように開くくとき、ドレミの和音が聞こえそう  ♪♪~♪~♪♪

♪♪~~♪~~♪♪~  次の蕾が開くときは、シレソの和音かな~?

その次はドファラ? 咲く順番を待っている蕾が開く時の音符をつないでいったら、

いったいどんなメロディーが聞こえてくるのでしょう?


お隣に並んだフェアリー・ランプのドレスの中に、水仙らしき花が隠れているのを発見!

いつも、ランプの中には春があったのね。なんだかとても嬉しくなりました。







さてお約束の通り、ステンドグラスの制作過程を少しずつ紹介していきます。




このガーデンキャンドルホルダー中央のガラスの筒部分を  



   こんな風なステンドに作り替えることにしたと書きました。






こんな図案を前後の二面に入れます。  



  型紙を切り抜いてガラスの上に置き、ピースの形を

                              写し取ります。この置き方はイメージです。



なるべく無駄がないよう、色彩効果やカッターを入れやすい並べ方を考えて並べるのが通常です。

だから、実際には下のようになりました。




各ピース2枚ずつの形を写しました。    

  



       ガラスを切る作業に入ります。



まず、左のオイルカッターでガラスに筋を入れていきますが、

相手はガラスです。紙をハサミできるようなわけにはいきません。

欲しい形にするまでに何回も何回も、筋を入れ、割ったり砕いたりを繰り返すのです。



カッターで入れた筋(スコアー)を専用ハンマーで叩いたり、

直線用(黒)や曲線用(青)のプライヤーで、スコアーを広げたりしながら、まずはおおまかな形にします。




 







おおまかな形が出来上がったら、グロージングプライヤーという道具を使って、

ラインの外側の余分な部分をガリガリと囓るように砕いていきます。
  

その作業が終わったものがこれ。   




ほぼ欲しい形になったものの、砕いた訳ですから、ラインの状態はでこぼこです。

この後、削る作業に入りますが、今日はここまで。




続きはまた次回にね。