待ちこがれていた チャリティーローズ 『絆』 が、届きました。


   
 
 


 


今日は、この美しいバラの紹介だけ。

このバラについて、語りたいことがたくさんあります。そのお話は、また後日。 






金曜日、ベストシーズンを迎えたと大喜びしていたガーデン園主、

本日、せっせと、花殻摘みに勤しんではおりましたが、

快晴の空の下、今年初の夏日にもかかわらず、浮かぬ表情でした。

何 故 ?




見てください。酷いでしょう。 誰の仕業?


  


もう少しで開きそうだったのに、雨でボールになってしまったバラの蕾です。

花托から、ぼろっともげるように落ちてしまいました。蕾全体が腐ってしまったのです。

左は、ネプチューン。 右は、シャルル・ドゥ・ゴール。他にもたくさん、た~くさん!







こちらは、もうすぐ完全に開き切るところだったのに、

半分が雨で腐り、花形が崩れてしまったエブリン。 




一輪の花が八分ほど開いたら、早めに花殻摘み。

次によい花を咲かせるために必須の仕事。決して嫌な仕事ではありません。

でも、この仕事が雨の翌日となると、辛い作業になります。

これからの開花が楽しみだった筈の蕾が、ボールになってしまったものを

或いは、雨でとろけた半開の花を切り取っていかなければならない作業となるからです。

「二番花を咲かせる脇芽が早く上がるから、ま、いいか。」と自分を納得させながら・・・・・。

そんな辛い作業でも、ポっと明るくなることがあります。

ボールになってしまったバラの外側の花びらを2,3枚剥いたとき、ふわあっと香りが立ち上り

花びらがゆるりと、ほどけそうになることがあるのです。

今日の辛い仕事の中でもそんなバラに出会いました。

コントゥ・ドゥ・シャンポールです。


 

ちょっと、救われた気持ちになりました。







面白いバラを二つ紹介。
 

     


左、このバラは萼が特徴的。三角形でもさもさと毛が生えたよう。この三角形の形何かに似てませんか?
19世紀初頭のフランスの・・・・・・・・・そう、ナポレオン皇帝が被っていた帽子。
シャポー・ドゥ・ナポレオンといいます。

右は、濃赤紫に白のピコティーが入ったオールドローズ、バロン・ジロ・ドゥ・ラン。 






    

左、マーシュ・マロウ(ゼニアオイ) その昔、この植物の根を薬として混ぜたお菓子を作ったとか。
そのお菓子の名は、マシュマロですよ。納得!でしょ。
右、冴えた青がきれいでしょう。ベロニカ・ブルー・ファウンテン だったと思うけど・・・・・・・?




 

薄紫の穂状の花は、毎年こぼれ種で増え、思いがけないところに花を咲かせます。
宿根リナリア。白やピンクもありますよ。