5月27日
新宿武蔵野館にて
【藍に響け】を鑑賞!
新島マリア……久保田紗友
江森 寿……永瀬莉子
佐伯美鈴……小西桜子
錦戸亜莉栖……山之内すず
道長神乃……茅島みずき
星野音々……吉田凜音
真柴ヒカリ……川津明日香
北條幾子……山本亜依
江森 司……板垣瑞生
江森雷太……吹越満
長谷部圭太……カトウシンスケ
星野ひびき……濱田マリ
松沢 遥……須藤理彩
シスターニッチェ……筒井真理子
(あらすじ)
松沢環はミッション系お嬢様学校・珠ノ坂女学園へ通い、富裕層らしい日常を過ごしていた。
しかし、父の会社が倒産し、幼少の頃から続けていたバレエも辞めることになり、生活は一変。
友人にも言えず、行き場のない想いを抱える環は、ふと聞こえてきた音の振動に吸い寄せられる
そこでは、新島マリアがひとりで和太鼓を叩いていた。幼い頃の事故による声帯損傷で言葉を話せないマリアが、彼女自身の心を表すように力強く豊かに響き響かせる音に触れ、環は和太鼓に惹かれていく。
マリアの積極的な誘いにより、同級生の寿の兄である司が高校生ながらメンバーを務めるプロの太鼓集団、雷鼓音の演奏を聴きに行った環は圧巻パフォーマンスに圧倒される
いつしか心を動かされ、和太鼓部の扉を叩いた環。部長の寿との軋轢がありながらも、無事に入部することとなった環は、初めての事ばかりで戸惑いの連続だった。
プライドの高い環は、基礎練習漬けとなり周囲と協調することが出来ない。そんな環を優しく諭すマリア。
彼女は、全員が調和して和太鼓を叩くことを大切にしていた。
環を練習を積み重ね、マリアとの交流を深めていく。マリアの夢は声を出すことで、日々密かにリハビリを励んでいた。
自分と環は似ていると感じ、その秘密を打ち明けたマリア。いつしか環の腕は上がり、部員達とも打ち解けていく。
そんなある日、コンクールの課題曲が発表され2週間後に部内のコンペを行うことに。
特訓に励む部員たちだったが、コーチの必要性を感じるようになっていく。
そんな時、国語教師であるシスターニッチェがかつて和太鼓部の顧問を務めていたことを知る。
寿の父は雷鼓音の代表である雷太であり、ニッチェはかつて雷太と雷鼓音を始めた和太鼓の名手だったのだ。
マリアを幼い頃から教えていたのはニッチェだったが、鬼コーチの異名がありスパルタで敬遠されていた。
早速、顧問になってもらえないかニッチェに頼みに行った環たちだったが、
『もうやる気がないの』と断られてしまう。
そんな中、寿は兄が雷鼓音と兼任して所属する強豪・桐ヶ丘高校和太鼓部の合宿に一緒に参加させてもらおうと提案。
テクニックとパワーを兼ね備えた彼らの演奏に圧倒されながらも、同行していた雷太のアドバイスを受ける一同。
環の『全国へ行きたい』という熱意と雷太の思いを受けたニッチェは、顧問をつとめることを決意。厳しい練習が続き、疲弊した部員達は仲違いしてしまう。
一方、マリアのリハビリも思うようにいかず、フラストレーションが溜まっていく……
ニッチェにより、センター決めのコンペが開催され、選ばれたのはマリアと環だった。
『勝ちたい』という気持ちが高まり、一人練習に没頭していく環と部員達に距離が生じ、出演した演奏イベントでもテンポがうまくあわずに失敗に終わってしまう。
ついに他の部員同士や、環とマリアの間でも衝突が生じ、マリアは練習に現れなくなる。
海辺に佇んでいたマリアの元を訪れる環。
心の中の葛藤を互いに叫びだした2人は、その日の夜、練習室で一心不乱に太鼓を叩き合い、嵐のような言葉にならない思いをぶつけたセッションとなっていく。
和解し、再び猛特訓に励む部員たち。
大会当日、舞台袖で祈りを捧げる彼女たち。
果たして、環たちは心を一つにし、自分たちだけの音を響かせ合えるのか。
ついに幕が上がる…
今回の見所は、やっぱり吹き替えなしの
本人たちの和太鼓演奏
ラストの演奏の迫力はすごいものである
実際に和太鼓を生で聴くと、身体に音が響いてくる
撮影に入る3ヶ月前から、和太鼓の練習に励む演者たち
本当部活みたいな感覚もあったと思う
こちらの作品は、原作は漫画で〖和太鼓ガールズ〗
映画版ではキャラの性格がちょっと違ってるようだ
今作で初めて知った紺野彩夏さん
父の会社の倒産で暮らしも全然変わってしまって、バレエも辞めて思い悩んでいる環
そんな中で和太鼓に出会い、マリアと出会い
その世界にハマっていくも
自分の目指すところと周囲との差があることでの確執
そこをうまく表現していますね
久保田紗友さんは昔から注目していた女優さん
声の出せないマリア
色んな葛藤があり、自分を押さえ込んでしまう
そんなマリアが
海辺での環とお互いの感情がぶつかり合うシーン
とても重要なシーンで、今後の2人の関係に変化をもたらす分岐点
2人の女優の熱意をめっちゃ感じた!
推しの小西桜子さん演じる美鈴ちゃんは、そんなに出演シーンは少なくて
環のクラスメイトで友人
和太鼓部との関わりがないけど、友人の立場から見守っていたのでしょう
もっと見たかったけど、仕方ないね

この女子高生スポ根映画は、和太鼓部の成長を描く物語だが、役者の成長物語の側面もあると思う
和太鼓の《音》が紡ぐ素敵な映画である