日本映画界の鬼才監督による野心的な企画と若い才能たちの予測不能なケミストリーで創造する新レーベル【シネマラボ】
その第1弾
本広克行監督が、押井守の原案〖夢みる人〗の実写映像化に挑んだ作品
『ビューテフルドリーマー』
面白いのは、完全な脚本は用いず
おおよその筋だけ決めて
現場で口頭の打ち合わせで芝居をまとめる
〈口立て〉を用いた演出

押井守監督をめちゃくちゃ尊敬してるって感じる
オマージュたくさん
うる星やつら 2 ビューテフルドリーマーにも登場するシーンや台詞を懐かしく思いながら
『あったなぁこんなシーン』
と後々思い出すことに
役者陣は、若手からベテランまで
本番は、カメラ2台で1回勝負!
エチュードで膨らんでいった物語
主演は、映画監督もする小川紗良
神尾楓珠
藤谷理子
ヒロシエリ
内田倭史
森田甘露
斎藤工
升毅
秋元才加
池田純矢
飯島寛騎
伊織もえ
福田愛依
かざり
瀧川英次
(敬称略)
(あらすじ)
翌日に迫った文化祭の準備に追われ
先勝美術大学の校内は、学生たちの熱気と喧騒に包まれていた
そんな中、例年通りに文化祭で展示も発表もしない映画研究会の部室だけは、いつもと同じようにまったりとした時間が流れていた
しかし、その朝『部室の片隅に何かある』という不思議な夢をみたサラ(小川紗良)は、本当に古いダンボール箱を見つけてしまった!
その中には、古い脚本と演出ノート、1本の16mmフィルムが入っていた
そのタイトルは【夢みる人】
さっそく映写してみるが、なぜかその映画は未完のままだった
そこに、ふらりと現れたOBのタクミ先輩(斎藤工)は、彼らに『これを撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる。OBたちの間では、いわくつきの映画だ!』と告げる
しかし、この映画にすっかり魅せられたサラは、『これ、私たちでやってみない?』と部員たちに猛アピール
監督はサラが担い、プロデューサーはリコ(藤谷理子)、撮影はカミオ(神尾楓珠)、録音にウチダ(内田倭史)、衣装とメイクはシエリ(ヒロシエリ)、助監督とその他雑用をモリタ(森田甘露)が担当し、一致団結して初めての映画制作への挑戦が始まる……
部員たちは、次々に予期せぬ困難やトラブルに見舞われる
やがて資金は底を尽き、準備していたクラウドファンディングも大失敗
この脚本は、本当に呪われているのか?この終わりなきトラブルに出口はあるのか!?
映画研究会の映画制作という〈祭〉は、まだ始まったばかりだった!
バラエティに飛んだ役者陣でした
舞台挨拶では、仲がいい感じが出てましたね
元の映画を知ってた方が楽しめるかも
最終的にふわっとした感じで終わった記憶がある
明確にこれがオチですみたいな感じでなかったかな
役者も演じていて、楽しい反面
かなり苦労した部分もあるでしょうね
その役をしっかり落とし込んで、台詞を作って発していくわけだから
エチュードの楽しさと恐さ
小川紗良さんの監督作をまだ見てないので
6月公開の『海辺の金魚』が楽しみだ
もちろん、女優としての活躍も期待ですね(^o^)/