4月12日~14日まで
恵比寿エコー劇場にて
『どってんかばなし-愛と空気の物語-』
明治座アートクリエイトプロデュース公演vol.12
全4公演が上演されていました❗❗
初日と千秋楽を観劇(*^▽^*)
全席自由席となっておりました。
連日たくさんのお客さんがいらっしゃっていて、比較的年齢層高め
でも、お子さんたちもいて老若男女楽しめる作品だと思いました
時は明治43年
76年に1度のハレー彗星がやってくる
地上から5分間空気がなくなるという噂が広まりました
噂を信じて自殺する者
噂を利用して商売しようとする者
色々な人々がいろんなことを考えて右往左往した
運命の日は、5月19日
地球最大接近はお昼の12時
これは、死ぬ日を無理矢理に決められたとある田舎の人々がかえって一生懸命いきちゃった
愛と空気のと物語です!
物語は、昭和61年から始まる
ある田舎町、100歳の誕生日を迎える大婆ちゃん
孫が訪れ結婚の報告
かつて若かりし頃ハレー彗星を見たという
時代は、明治へと
曽根家の人々。
町長を務める父と母、娘が3人
静子、孝子、典子
静子は、病気を患っている
人々は、ハレー彗星がやってくることで
どう対処すべきか試行錯誤
5分間とりあえず息止めてれば大丈夫と
洗面器を使い息止めの練習したり
紙袋を膨らませて、その空気を利用しようとしたり
家族愛や淡い恋心、片思いなど
ハートフルなお話であり
時にはコミカルで笑える場面もあり面白かった
その当時、『ハリーのしっぽがやってくる』と大騒ぎだったようで
彗星の尾の中に、シアンが含まれているという事を強調した情報が流れていて
5分間空気がなくなるということを本気で信じて、自転車のチューブの空気を吸って生きようと金持ちがチューブを買い占めたという話もあったようだ
劇中にも、自転車のチューブで難を逃れようとする人々もいて
実際には手に入らず、やかんの空気を吸うという(笑)
今回の主役の静子役の夕華梨緒さん
彼女を見に行ったわけですが
堂々たる演技で、和服姿もよく似合う
町役場の佐田に求婚される場面で、片思いの葬儀屋の武本を想うも両親の事を考え承諾するシーンでの表情
哀しさや諦めとも取れる表情でした!
婚礼の日
花嫁姿で後方より階段を下りて登場
婚礼が進む中
武本が駆け込んできて、花嫁をくれと直訴
静子も初めて親の為でなく、自分の為に生きたいと決意し、武本とこの地を離れる
静子の病は、あと数ヶ月の生命
だからこその覚悟と決意だったのでしょう
涙ながらの表情は、とても素敵でした ´ω` )/
劇中で出てきたツルゲーネフの『はつ恋』という本の内容が気になりました!
淡い恋心の純愛小説なんでしょうか?
花嫁姿への衣装替えは、10分間で行われたそうで、裏では大変だったみたい
エンディングは、再度現代へ戻り
大婆ちゃんが、ハレー彗星を待っているところ
大婆ちゃんに賞状が送られることになり、孫がその賞状を見て
大婆ちゃんは、静子っていうだね!
『(;゚Д゚)!えっ!』
静子さん、病気を乗り越え満100歳を迎えてた!
ここで、大婆ちゃんがお客さんへ向け
訴える台詞がよかった
活力を与えるような力強いお言葉でした。
若かりし武本と寄り添い曲が流れエンディング
( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!
演者が次々と挨拶し、最後に新旧の静子さんが舞台中央で手を取り合って大団円
エンディングは、ハッピーエンドが好きだわ٩( ´ᴗ` )( ´ᴗ` )۶
今回の大役、直に観れてよかったです(๑•∀•๑)
まだ、直に演技を見るのは3回目❗❗
終演後、少しお話させて頂きまして
お土産に、明治座お土産のきな粉豆まで頂き
美味しく食べましたぁ❗❗❗❗
1986年にハレー彗星が接近したときは、
わずかに肉眼で尾が見えたくらい
次は、2062年
あと43年後……90近くまで生きたら見れる計算ですが(笑)
次のハレー彗星は、すごく良く見えると天文学のイベントで聞きました!
可能性は、なくはない(≧∇≦)
次回の舞台は未定とのことですが、また観てみたい役者の1人ですね