少しばかり遅くなりましたが、劇的集団転機与砲弾公演大地の声を見ての感想書きます。見たのは土曜公演。全体的な感想ですが、役者のレベルが全体的に上がってきていて、ずいぶん見やすくなったと感じました。どんな芝居でも、どこかに違和感を感じてしまう点がありますが、今回の劇はそれが少なかった。だから、こだわらずに素直に見ることができました。個人への感想も載せておきます。してない人にはまったく無駄だけど。基本当たり障りのないことしか書きません。思い上がったことも書いてるかもなので、受け止めはほどほどに。チェリー主役としてはまったく問題なし。がんばって看板張ってほしい。ただ、伸び悩みか成長を感じることはあまりない。3枚目キャラはそこそこ上手い反面、シリアス熱血方面でやや物足りなさを感じるせい迫力とか、真に迫る感じが、どうしても足りないのよね。感情より技巧が先に行くのかも。端的に言うと、軽い。今後の課題のように思う。今西君お守りを忘れた時の対処アドリブで、私的MPを獲得されました。物語演劇的には当然ミスなのですが、会場大ウケでしたし、チーズ情報ではアンケートの6割がその話題だったそうなので、興行的には成功だったのでしょう。すごく印象に残りました。多少早口なのを無くせば、オールラウンドでいけそうな印象。転機に入ればいいのに。弥生公開リハでは、ヒロインだよねという疑惑を持っているほど存在感がなかったですが、本番ではそこそこ。活ぜや演技としてレベルは多分素だから割と高い。というか自然。多分、基礎点が高い代わりに成長枠が低いという典型的な天然素材のように思います。課題としては、演技の引き出しが足りないのではないかと。型に嵌りすぎている。怒ったり悲しんだりという阜サが12しかないのが気になります。多分、演出補佐とかになったら伸びるんじゃないかと思った。頭は良い子っぽいので、経験の幅を増やすと化けそう。タビーさん風邪若干声がかすれていたような。相変わらずの独特の味でした。今回はあんまりハマり役じゃなかったと思うのは僕だけタビさんには、個性アクが強いキャラを演じる時が一番光っている。そういう意味では今回の役はキャラが薄かったような。あと、得意の長物の割りには今回のダブルブレードは若干不慣れっぽし。舞台狭いせいかなータビさんは、演技も動きももっと大きくのびのびとやるのを見るのが好き。そういえばタビさんの恋愛シーンってあんまり見たことないなぁ面白かったです。みねか普通に上手かった。みねかはある程度完成されている役者なので、キャラさえ嵌れば安定。逆に言えば、ある程度完成されているからこそ、これからどう伸ばすのかが課題になるのだろうか。まぁ持ちキャラを持っているっていうのはかなりの強みだとは思うけども。騒がしいシーンで若干キンキン声になってしまって聞こえないシーンが若干。細かいところだけど、群唱シーンで、ダンスの足運びま先降りで正中線通しを忠実に守っているのは見事。男子はあんまりこのあたりこだわりないのよね。MAXMAXって団内では評価低いのかな段取りとちりとか細かなところはあるものの、個人的には結黒]価が高いのだけれど。こちらも特性にあった配役になれば、割かし安定できると思う。MAXに足りないのは、基礎力な気がする。そこを大事に伸ばせば、かなりの戦力になりそう。せっかく良いビジュアル声質を持っているのだから、活かさない手はない。響んー、可もなく不可もなく。あえていうなら演技が不自然台詞をそのまま読んでいるようなところを何個か感じた。ただ、台詞にこもる熱意というか、ここ一番の良い台詞では心に響くようなところがあった。技じゃなく心で演じる役者っぽい。課題としてはチャリーと真逆となりそう。基礎力のアップそのまま強みになりそうと思いました。があなキャラ薄いのは台本のせいー。けどハマリ役でしたね。照明、特効煙が合わさり一番本番役者っぷりが遺憾なく発揮できていたのではないかと思います。があなは何のキャラやってもがあな臭がするんだけど、ちょっとず上達が見られている気がします。個人の上手い下手ではなく、役にハマるかどうかが肝心になってくるかな。それもまらないけどね。もっといろんな役に挑戦してみると伸びかねない。大人の女性っぽい役どころ多いしなー。Dさん久々の役者でしたね。こちらも特に可もなく不可もなく。まぁ役どころがあまり重要ではないので台詞も聞こえてましたし、意味も感情も読み取れましたので、仕事はこなしていたと感じます。Dさん特有の早読みは焦っているように聞こえるので、前半は自身なさげな王に、後半目が見えなくなった辺りではハマリ、と思いました。Dさんは上手くなろうとするよりも、そのキャラを活かした役をこなすのがと思います。和美さん本番女優さん。パーャiリティをあまり知らない人ですが、素直に面白かったです。演技の端々に面白いことを真剣に考えてやっている、という感じがしました。城さん特に指摘するようなことはありませんでした。相変わらずの抜群のバランス感覚。笑いとシリアスを両立する人が上手い転機団員でしょう。笑いの方向性がシンプル万人向けなのは、強いと思いました。学ぶべきことが多い。けど、真似はできないレンさん方言キャラかぁどうしても一発ネタですかね、やっぱり。周りに比べて作っているキャラ感がどうしても出てしまうのが難点かもしれません。わざと方言キャラをしていて、ここぞという時には通常とか面白かったかも。まぁこの辺は趣味でしょうか。ともあれ、演技、動きともにそれなりに高いレベルでまとまっていて、安定です。安定ながらも、割と広いキャラを演じられるのがこの人の強みのような気がします。台詞回しが自然なのは、本人の天然特性ゆえなのでしょうか。有賀さんんー実は一番判断に困るのが有賀さんでした。当然自身が演出しているから、自身の役の演技プランの熟成は落ちるのですが、演技レベルでいえば、過去よりも落ちているような気がします。役どころのせいもありますが。よく言えばキャラ安定、悪く言えば手抜き持ちキャラの素演技。のコロシヤやのダンヒルあたりの有賀さんを見ることはできないのか演出家としては成長しているけど、格好いい有賀さんもみたい珊瑚さんアンケートにも書きましたが、成長度、急成長株ですね。どこから開花したのかわからないのですが、代以上のいわゆる大人の女性は珊瑚さん鉄板でしょう。全体的に柔らかい感じなんですが、その中にも真に迫る迫力のある演技ができる点が非常に強みと感じました。声が低いからでしょうかそのあたりを自覚されて、伸ばしていかれると非常に強い武器になりそう既になってますが弱いとしたら、やっぱり動きでしょうか。立ち姿、自然の動き、こればっかりは経験則かもしれません。猫非常に優れた声優ですね。相変わらず台詞回し、感情の込め方はかなり、かなり、高いレベルです。クールもホットもできるので、ものすごいポテンシャルを持ってると思いました。一般的なイメージを作るのがものすごい上手い客観的な見方ができる子なのでしょうか。ただ、演劇という舞台の中で、突出して演技特化すると逆に浮いてしまうというマイナス面を感じました。台詞回し上手い個性が強い、じゃないんだなと思いました。ちょっとマイナス面い書いちゃったけれども、逆にそういう細かいとこ言うしかないくらい、基本的には上手い子です。うる若干不自然なのは経験則でしょうか、アヒルに似た匂いを感じました。良くも悪くも演劇をしている、という感じでした。こちらも上手さを目指すよりも、キャラにあった役どころをこなすのが上達の道のような気がしました。本人のメンタリティあまり知らないので、すみません、ちょっと適当。えーと、これで全員だよな。もれていたらごめんなさい。次、気になった裏方だけいきます。音響さんいいとこと悪いところが半々くらい。思い入れ強いせいか、採点が細かくならざるを得ないのがすいません。なんだったかなー、あんまり覚えてないんですが、大別すると前半微妙で後半は絶妙って感じ。選曲は響盛り上がるシーンの選曲はそれなりに良いけど、普通のシーンおよび、退屈になりがちなシーンでかける音楽はいまいちでした。オペは特に可もなく不可もなく。良い仕事をしました。照明さん特に違和感を感じず。暗転が若干多いのは台本のせいだしね。装置さん、美術さん久々の大物でしたね。巨大魔神の出もさることながら、去が早かったのは見事。今回可変式の高台の使い方が良かったです。隠れるシーンとか上手く使ってた。映像内容もオペもほどほどクオリティ高し。これからもがんばってという感じです。映像で一発すごいこと仕掛けられそうな頼エ。台本んー。若干マンネリと思うのは、所していたからでしょうか。違うんですよ悪い意味じゃなく、転機臭はよく出ていたし、笑いも感動のバランスもちょうど良かったんですが慣れのせいか、軽く感じてしまいました。特に転機という点にいて。やっぱり転機与砲って主題は転機であるべきなんですよ。けれど、ストーリー展開の方に目がいっちゃって、転機というメッセージ性が薄くなっている。原因はわかっています。登場人物の多さです。有賀さんは台本家の前に演出家の前に、団長であるから。自分の団員に対して、なるべく多くの人に役を与えたいし、見せ場を作りたい。そういういわば縛りが、ストーリー展開の方に色濃く出てしまっているんだろう、と感じました。いや、でも、これだけ多くのキャラに対して個性を設定して、ストーリーを破綻させずに良い芝居にまとめあげる、ということ自体が偉業といっても良いと思うのですよ。すごいことだと思います。以上です。好き勝手書きましたが、ご容赦を。