命日 | Ludy Go!!

命日

なつこちゃんへ



Ludy Go!!


今日はなつこちゃんの命日だね。


お花とカリカリ用意して君の話を沢山しようと思うよ。


ママとマネージャーは君にいろいろなことを教えてもらって

すっごく助けてもらって一緒に生きれてとても幸せだった。

すっごく感謝してるんだよ。


君があっちの世界へ行ってしまった時、

ママとマネージャーは泣くことしかできなかった。

信じられなくて、自分たちの無力を嘆いて、

何もできない日が何日も続いた。


毎日毎日「おうちにいたくない」と言って

町を徘徊しているママを見て、マネージャーは心配に

なって、「もう一度猫を飼おう。なつこちゃんと同じ子が

いいんじゃないかな」と提案した。

でもママは決して首を縦に振らなくて、

ほとほと困り果てていた時に、やっとママが自分から

「猫だとなつこちゃんと比べてしまうから犬がいいかな」

と言ったんだ。


ママはずっと無気力だったけど、それから色々調べ初めた。

犬の種類とか、譲渡会のこととか。

思うようにいかないことも世の中には沢山あるから
行き詰ってしまったりもしたけど、ママはある時何か吹っ切れた

ように、ちょっと元気な感じで

「ジャックラッセルテリアがいい」と言ったんだ。

小型だからうちでも飼える思う、と。


それでLudyがうちに来ることになったんだよ。
Ludy Go!!

見てよ。この得意げな顔。


あったかくて、柔らかかった君とは大違いだよ。


筋肉質で、いつも落着きがない。

食いしん坊で、私が食べてるクッキーを横取りするのは

日常茶飯事だし、すぐにプロレスを仕掛けてくる。

「ひどい」と言って私が泣くと、おちゃらけてどこかへ

走って行ってしまうしさ。


でもね、ママもマネージャーもそんなLudyをとても

愛しているんだ。


君を愛していた時と同じくらい強く。


正反対だけど、Ludyは君とどこかものすごく似てるんだよ。

不思議だね。


きっと重なっていくんだね、

命ってそういうものなんだと思う。


なつこ、

君がこれから生きるはずだった時間も

救いたくても救えなかった命の分も

私たちが生きるよ、


元気に、強く、カッコよく。


ありがとう。