日本ロシア学生会議のブログ

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こんにちは。まっつんです。
長い冬(6ヶ月間もあった。)があけて雪が解け、ようやくこの町に春が訪れようとしています。

暖かい日光を浴びれるようにはなりましたが、そのおまけで町は洪水状態です。笑
あと、雪で覆われて見えなくなっていたポイ捨てごみがたくさん現れました。そうなるんだろうなぁと予期しながらも考えないようにしていましたが、やっぱりそうなりました。通りの写真はちょっと載せたくないくらいですね(なので載せません)。

最近は日本の大学より一足も二足も早く、テストラッシュに見舞われています。どうやらそろそろ授業が終わっちゃうみたいです。明らかにそういう雰囲気なので主任の先生にいつ全ての授業が終わるのか尋ねると

知らない、あなたはそういえばいつ帰るの?

っていわれました。こちらとしてはいつ授業が終わるか知ってないと帰国の日を決めづらいのですが・・・。笑

ロシアクオリティだ。でも、きっとそろそろ終わります。

そんなこんなで、ブランクが長かった分がんばって取り返さないといけないのですが、何となくやる気がでないまま、もう、勘弁して欲しいなーっと思いながらこなしていると友達にこのようなお誘いを受けました。

友 「バーチ・ツリー・ジュースを採りに行きたいかい!?」(英語)

僕 「行くっ!!」(英語)と即答した後

・・・・・・で、バーチ・ツリー・ジュースって何?ってなったのですが。笑

バーチ・ツリー(birch tree)とは樺の木のことです。ですからバーチ・ツリー・ジュースというのは樺の木の樹液のことになります。この樺の樹液は冬の終わりから春にかけて採取することが出来、ロシア、ラトヴィア、リトアニア、フィンランド、ウクライナや北ヨーロッパの各地、中国北部の一部などで伝統的な飲み物として愛飲されているようです(情報ソースはWiki英語版[birch sap]の項)。
キシリトールやらたんぱく質やらアミノ酸や何かしらの酵素(何の酵素かは書いてませんでした。‐‐;)などを一杯含んだ健康的なジュースらしく、それだけ健康に良いのなら、肝臓にも良かろう、と事後的にさらに動機づけして町の外の森に一緒に連れて行ってもらいました。

森には僕らのほかに2,3ほどのグループが来ていてやはりその人たちも樺の樹液を取りに来ているようでした。まず、樹液を採るためには幹の太い樺の木(最低でも15cm以上…だったような違ったような。)を見つけなければなりません。そのために車から降りて森の中へ入っていくと、10m歩くか歩かないかの内に案外あっさりと見つかりました。
木を見つけた後は、幹に穴を開けます。ソ連時代から使われている人力ドリルのレバーをグルグル回し、ストローより少し大きいくらいの穴を深さ5-7cmくらい開けて、そこに管を差し込みます。後はボトルを置いて待つ、だけ。ボトルは翌日回収。

カンタンです。

で、20リットル分くらいボトルを設置して、翌日、取れたジュースをもらいに行きました。ジュースは原液をそのまま飲みます。
味は・・・・・・ないですね。笑
でも少しだけ甘いです。甘い水です。
ボトルの中に蚊が浮いてるのが気になるなー・・・・・・とか思いながらゴクゴク飲みながら、ぼーっとパソコンで調べたら、

白樺の樹液が日本では5ℓ9000円で売ってて噴出しそうになりました。

その友達に値段のことを言うべきか否か迷いつつ、もらったジュースをありがたく飲んでいます。

日本ロシア学生会議のブログ-穴あけ
穴あけ。樺の幹は結構硬い。

日本ロシア学生会議のブログ-管の差込
樹液の出る量は思っていたよりも多かったですね。管を差し込んでいます。

日本ロシア学生会議のブログ-樹液採取
最終的にこんな感じに。後は翌日まで待つだけ。