【2022晩秋・南東北】県境・どちらから攻めるか
※ 元々は、2022年10月の記事ですが、約2か月後に記載しています。Instagramからの連携でAmebloにも飛んでいる筈だったのですが、何かの不具合でうまく連携できていなかったため、改めて書き起こしたものです。 10月末に、宮城県刈田郡七ケ宿町にある81065:湯原郵便局が廃止されると(後に、代替の簡易郵便局が設置されることも)発表され、さて、どうしたものか。 最初は、諦めることも考えた。鉄道のみで辿り着くことは、まず不可能な場所である。 また、丸々一日の休暇が取れれば良いのだが、なかなかそんなタイミングがなかった。 次善の策として、朝方だけどうしても抜けられない業務をこなしてから東京駅に向かえば、どうにか間に合いそうな日を考えた。 アプローチとして考えられるのは、白石駅または白石蔵王駅からレンタカーを使うくらい。 しかし、何ということか、白石市内で心当たりのレンタカー屋は「全滅」。路線バスでも無理そうだ。 そこで、地図を睨んで考えた。 仮に、白石でレンタカーを借りたとすると、白石市内の既訪局は多少あるとはいえ、そこから七ケ宿町を抜け、湯原局に辿り着いた後は、引き返すか、そのまま米沢や赤湯に抜けるか……ならば、そちらでレンタカーを借りるというのはどうか。 だが、米沢でもレンタカーが見付からず、結局、何とか赤湯駅前のトヨタレンタカーで確保できた。 しかし、白石蔵王だったら、まだ東京からの所要時間や列車本数が使い物になるのだが、赤湯となるとかなり不利。 乗れそうなのは、11時丁度発の「つばさ135」号で、赤湯着は13時20分。白石に抜けることも考えたが、有効時間帯が2時間40分しかないのに、県境を跨いでしまっては「乗り捨て料金」が高くつく。 また、帰りの列車にも制約があり、手頃なのは赤湯16時12分発の「つばさ148」号か。すると、レンタカーは3時間料金で収まるからいいのだが、そんなに局数は稼げまい。 そこで、「ゆうちょラリー」のポイントで有利になる、郡部の局を中心に考えよう。 湯原局は「刈田郡七ケ宿町」だし、その手前は山形県「東置賜郡高畠町」だ。この2町で極力稼いでみることにする。 ということで、「つばさ135」号の客となる。 平日の昼前なので、そんなに混んではいないと思っていたのだが、見事に満席。 今回は、「大人の休日倶楽部」の割引を使ってみた。 赤湯に着き、急いでトヨタレンタカーへ。 赤湯駅周辺では、85024:南陽局と85742:赤湯駅前簡易局が既訪。この辺りは、戻ってきた時に余裕があれば、としておこう。所在地は「南陽市」になるため、妙味にも欠ける。 とは言え、ルート上に未訪局があると、無視もできない。 が、取り敢えず目指すべき国道113号に出るのに、ちょっとだけ迂回すれば、85231:沖郷局がある。 南陽市所在ではあるが、寄っておくことに。通算7,097局所目のテーリングで、この日はスタートしたが、既に14時近くなっている。 これは、そんなには回れなさそうな気がしてきた。 やはり、地方だと、局と局の「間隔」が長い。 借りたのは、NHP10「アクア」。プリウスは経験があるが、アクアは初めて。 やはり、あのシフトレバーには違和感がある。 特に、右上に引いて「R(リバース)」、右下(手前)で「D(ドライブ)」は、一般的なATのシフトレバーの配列(上からP・R・N・D・S・L/B)を連想すればわからないでもないけれど、(大型ではない)MTのレバーに置き換えると、右手前の「R」の位置に「D」が来るため、混乱しそう。 高齢者のハイブリッド車が、「暴走」するのは、アクセルとブレーキの踏み違えもさることながら、このシフトレバーに一因がないだろうか。特に、MT者に慣れている高齢者の場合、「R」に入れたつもりが実は「D」だった……この場合、「R」ではないので警告音が鳴らない。鳴る筈がないところで鳴れば気付くかも知れないが、鳴るべき時に鳴らないければ、意外と気付かない。 国道113号を東進することを基本にはしているが、少し外れたところに85148:屋代局。 何か、局名ゴム印の前後に、キャラクターのイラストゴム印が押された。高畠町のマスコット「たかっき」と「はたっき」とのことで、この高畠町は「泣いた赤鬼」の作者・浜田広介氏の出身地なんだとか。その「赤鬼」をモチーフにしたそうだ。 高畠局は、また戻ってきた時に寄ったほうが良さそうだ、と一旦パス。 国道113号を進んで、県境の峠の入口に当たる85170:二井宿局へ。 ここも、国道からは少し入った所にあった。 県境の局らしい、独特の佇まい。 ここでも「たかっき」「はたっき」のゴム印が押されたが、こちらは普通の黒インクだった。 ここから峠の登り道に入る。 途中、工事のための片側通行などもあったが、さほどの足止めとはならずに通過できた。 山形・宮城の県境を越え、湯原の集落に到着。 既に、湯原局の手前には、翌月からオープンする81811:湯原簡易局の建物が完成していた。 いずれ、ここにも再訪する必要が出てくるのか。 集落内の路地を進んで行くと、81065:湯原局に到着。 局名も「切り文字」風のものが取り付けられている、昭和の香りが漂う風格。 とにもかくにも、ここで通算7,100局所となる。 「簡易郵便局への変更のお知らせ」として、掲示されている他、チラシの配布も。県境を越えた二井宿局も、近隣局として紹介されている。 残り数日となったが、風景印のPRチラシも。 何と、136年の歴史を有する郵便局だったらしい。明治から大正、昭和、平成、令和と、5つの時代を越えてきたが、遂に「簡易郵便局」への「降格」となったということか。 こんなハガキも置いてあったが、裏面が、こんな意匠となっていた。 窓口には、「ポスト型はがき」の色褪せた見本しかなかったが、在庫を問うと、まだあるようで、5枚ほど購入しておく。 切手も購入した上で、風景印と黒括を記念押印。 流石に、最終日にはできなかったが、通信日附印は、郵頼すれば何とでもなるので、実訪問日でいいや、派。 なお、局名のゴム印は「県名入りと、県名なしのどちらがいいですか?」と尋ねられたので、県名入りを希望した。 ということで、何とかこの日の「最低限のノルマ」は果たした。 しかし、この時点で15時が近付いており、当初は「案」の一つとして持っていた七ケ宿局まで行って折り返し、をやると、帰りの列車までに赤湯に戻れない虞が出てくる。 それどころか、ここから折り返したとしても、高畠町内の残り4局を全て訪問することは無理だと判断。来る時にスルーしてきた高畠局と、もう一つ行ければいいか、くらいだ。 とにかく急ごう、と車を駆り、国道113号を引き返す。 85017:高畠局では、何故か「たかっき」「はたっき」入りではなく、ブドウのイラストと「まほろばの里」のフレーズ入りゴム印を押される。 ここで15時20分を過ぎた。 普通に考えれば、あと2局くらい行けるのだが、更に16時12分発の列車に乗る、というミッションが待っている。すると、もう1局行けるかどうか、と考えてしまう。ここから赤湯駅まで直行しても、レンタカー返却まで考慮すると、30分は見る必要があると踏んだ。 高畠町内に残る未訪局は、亀岡、中和田、糠野目の3局。 糠野目は、奥羽本線・高畠駅の至近なので、真っ先に候補から外す。ここから一番(赤湯駅からも)遠いのが中和田局だ。亀岡局は、その糠野目局や、近隣の局とともに再訪するチャンスがある、と考えて、中和田局に向かうことを選択したものの、時間的にはかなりの「賭け」になることは承知の上。 かなりの急ぎ足で、セットしたナビを参考に「爆走」。 何とか、15時40分頃に、85128:中和田局に到着。 ここでも「たかっき」「はたっき」のゴム印が提示されはしたが、「うちのは、ちょっと摩滅してしまって……あまり綺麗に出ないんで……」とのことで、今回は、局名ゴム印のみに留めた。 通算7,102局所で、本日は打ち止めだ。 ということで、テーリング終了。赤湯駅に急行する。 どうにか、16時丁度に、トヨタレンタカーに帰着。 無事に「つばさ148」号の客となり、帰途に就いた。 (この項・完)