【2023初秋・HIJ-その5】山県郡安芸太田町 (安芸国)
『【2023初秋・HIJ-その4】山県郡北広島町[北西部] (安芸国)』『【2023初秋・HIJ-その3】二日目は島根県(石見国邑智郡)から』『【2023初秋・HIJ-その2】世羅郡(備後国)』 (↑ 手荷物受取場のターンテー…ameblo.jp 山県郡北広島町北部でのテーリングを終え、今度は安芸太田町へと転じる。 八幡郵便局前の県道307号を引き続き進むと、1km少々行った所で県道115号に突き当たるが、道路としてはこちら側に合流するような形で左へカーブしていく。合流点には、何故か「丸ポスト」が立っていた。 そこから500mほど行くと、「やわたハイランド191リゾート」というスキー場の近くで国道191号にぶつかる。直進方向へと合流すると、53824:直川簡易郵便局があるが、これは島根県益田市になってしまう。 大きく左へハンドルを切りながら反対側へ合流すると、「いこいの村ひろしま」という宿泊施設の南側を回り込んで、芸北支所の近くから南下してきた県道11号・旭戸河内線にぶつかるが、その交差点で右折になるこちら国道191号への「合流」ということになる。 この県道11号をここから北上し、5kmほど行った所で北西方向に分岐すると、3kmほどで長男がお世話になった「民泊」の近くに出る。つまりこの「いこいの村ひろしま」も、筆者の宿泊地の候補になり得た。 しかし、予約画面に進もうとしても、何故かメンテナンス中で入れずに断念してしまった(現在は普通に入れる)。 その県道11号との合流点である交差点で左折し、県道11号に入ってすぐの所に、51832:松原簡易郵便局があった。 一瞬、どこに車を止めていいのかわからず、結果的に局舎前に。局舎は、県道から少し、概ね車2台分ほど奥まって建っており、多少の余裕があったが、敷地に勾配が掛かっているので、若干テクニカル。また、左手奥には受託者宅と思しき家屋があり、前で何かの作業をしている人もいたため、車で出入りする可能性も考慮すると、躊躇したがまあ、簡易局にいれば(必要ならば動かしてくれと)声が掛かるだろう。『51832:松原簡易郵便局(山県郡安芸太田町)』松原簡易郵便局(7,192局所目)ameblo.jp しかし、どこからどう見ても「いかにも簡易郵便局」という佇まいなのだが、実は1987年9月末までは「特定局」だったらしい。特定郵便局時代の為替貯金取扱局番号は「51206」で、所在地の表示も「〒731-38 広島県山県郡戸河内町字松原904の1」と、現在と同じ(平成の大合併で戸河内町が安芸太田町に変わっただけ)である。 特定郵便局が廃止になり、家主だった局長が受託者となって、そこに自宅と簡易局舎を建てた……ということなんだろうか。 時折「明らかに元・特定郵便局」という局舎な簡易郵便局を見かけるが、ここはそうではなかったため、訊けなかった。 ゴム印に、何かイラストが付いていたので尋ねると、先刻通った「いこいの村ひろしま」の背後にある「深入山」の山容を描いたものだとのこと。 そう言えば、この辺りで「宝」印を使う郵便局は珍しくないのだが、簡易郵便局では(結果として)ここともう1か所くらいだった。 折り返して、国道191号に戻り更に南下する。 一時は宿泊地候補だった、旧・三段峡駅方面への分岐も過ぎ、旧・戸河内町の中心部に出た。 国道沿いに、51075:戸河内郵便局があった。『51075:戸河内郵便局(山県郡安芸太田町)』戸河内郵便局(7,193局所目)ameblo.jp かつての可部線・戸河内駅があった近辺であり、すぐ近くには安芸太田町の役場もある。世が世なら、可部線でテーリングしていた地域だったかも知れない。 押されたゴム印には「ひと・森・癒し~」というキャッチコピー風に続けてモミジのようなマークが局名の前に添えられていて、少し薄目の赤色のスタンプが使用されていた。旧・芸北町に入ってから「宝」印が連発されており、地域性もあるようだ。 この時点で13時50分になろうとしていた。 時間的に、当初考えていた山口県岩国市北部を経て島根県鹿足郡へというオプションは、かなり厳しいだろう、と思われ始めていた。そのためには、旧・加計町の局を翌日回しにした上で、筒賀から直行したとしても、鹿足郡吉賀町に入ったくらいで終わってしまいそうで、中途半端に取りこぼす虞もある。 山口県や島根県鹿足郡を諦めたとしても、この分では、この日のうちに安芸太田町内を完訪することすら、ちょっとギリギリではなかろうか。 特に、この戸河内から北へ3kmほど入らなければならない寺領簡易郵便局や、この先の加計から北へ5~6kmだろうと思われる猪山簡易郵便局へは、細い山道を含めて「往復」せねばならず、それぞれに小一時間掛かってしまうのではと危惧された。 その51732:寺領簡易郵便局へは、国道191号を東に1km足らず進んだトンネルの手前から右に分かれる「旧道」のような細い道に入り、更にそこから山越えの隘路を進むことになるようだ。その手前に、左に分かれるやはり細い道にも「←寺領」のような看板があったようにも見えたのだが、行き過ぎてしまったのでナビに従う。後で調べてみたら、確かに抜けられなくもなさそうだったが、どっともどっちな道だった。 県道305号とは名ばかりの、対向車が来ないことを祈るしかないような狭い道を進むと、「那須与一の墓」という案内看板などがあり、所縁の地なのか。「与一野」という地名もあるようだ。『51732:寺領簡易郵便局(山県郡安芸太田町)』寺領簡易郵便局(7,194局所目)ameblo.jp その奥にあった簡易局は、民家の土間のようなところら設えられた窓口。横には「種苗」の販売コーナーがあったりする。 押されたゴム印は「祇園坊柿の里 ~」と局名の前に付け足された赤いスタンプだった。 この簡易局も、2002年6月に移転とともに貯金業務を開始しており、元はJAの受託だったのかも知れない。 再度、国道191号に戻り、そのまま進めば上殿局だが、それでは取り残してしまう、と、上殿局手前で国道186号へと右折で入って、南西方向へ折り返し、51214:筒賀郵便局へ。『51214:筒賀郵便局(山県郡安芸太田町)』筒賀郵便局(7,195局所目)ameblo.jp 当初は、この先へさらに進んで、廿日市市になる吉和局、山口県岩国市の錦宇佐簡易局や高根局、そして鹿足郡吉賀町の蔵木、六日町、朝倉、七日町の各局へ、という算段もしていたが、仮にここからそちらに転じても全部行き切れるかどうか微妙なうえ、安芸太田町内に5局を取り残してしまう。その中には、距離的にこの後の「ポイント」にもなりそうな猪山簡易郵便局も含まれており、翌日に回すのは避けたい。 筒賀局の窓口嬢は、「この後どちらへ?」と訊く。加計からその奥の簡易局に寄ってから千代田に戻る旨の話をしたら、「坪野、安野まで行ければ『山県西部部会』制覇ですね」と言う。山県西部部会、というのは恐らく郵政内部の「単位」で、現在の安芸太田町と旧・芸北町を指すものと思われる。 また、この窓口嬢、普段はその安野局に勤務しているとのことで、この日は「応援」で筒賀局に入っているそうだ。 そして、この日通帳に押されたゴム印を見て「島根県にも行っているんですね」と驚く。聞くと、なんとその邑智郡邑南町、それも旧・瑞穂町の出身なんだそうだ。 なお、筒賀局のゴム印も「イチョウ」の葉のイラストに挟まれた「自然休養村」という文言を前置した「宝」印で、赤いスタンプだった。 筒賀局で山口県や鹿足郡に後ろ髪をひかれながら折り返す。 国道191号との合流点で、直進して旧道らしき路地に入り暫く進むと、51293:上殿郵便局の前に出た。『51293:上殿郵便局(山県郡安芸太田町)』上殿郵便局(7,196局所目)ameblo.jp ここでも「山ゆりの里」という文言の後に「ヤマユリ」と思われるイラストが前置されたゴム印がピンク色でスタンプされる。 しかし、時間的にはどんどん厳しくなっていた。 次の加計局の手前で国道186号は左に折れて山中へと向かう。一方で、重複していた国道191号は右に折れ、加計局のある市街地に向かうのは、ずっと重複したままだった国道434号だ。この434号が加計局のそばで、これまで何度か登場している国道433号に合流し、また重複して最終的には三次市に至る。 次に向かおうと思った「難所」の51844:猪山簡易郵便局は、この186号をそのまま進んだ方面にある。 国道186号は、この猪山簡易郵便局方面への道(県道306号)との分岐点から、既述の県道40号とぶつかる細見まで落石のために通行止めになっているが、加計から向かう分には影響がない。『51844:猪山簡易郵便局(山県郡安芸太田町)』猪山簡易郵便局(7,197局所目)ameblo.jp とは言え、結構な距離があるため、猪山簡易郵便局で折り返した時には、15時10分を過ぎていた。 この猪山簡易局は、元々「特定郵便局」(為替貯金取扱局番号は「51392」)だったのだが、1995年6月いっぱいで廃止となり、跡地と局舎がそのまま簡易郵便局として転用された。窓口などは確かに特定郵便局っぽい造りで、ATMなりCDなりが設置されていたようなスペースもあったが、ゴム印は普通のものだった。 さて、残り時間が無くなってきた。 大急ぎで加計に戻り、国道434号(単独区間)となっている橋を渡って集落へ。 何とか51092:加計郵便局に到着。『51092:加計郵便局(山県郡安芸太田町)』加計郵便局(7,198局所目)ameblo.jp しかし、処理の間に15時30分を過ぎてしまう。 ゴム印は緑色で、局名の前にあるイラストは「モリアオガエル」だそうだ。 件の国道433号で南下し、その先で191号に合流しようと思ったが、433号が落石のための復旧工事で、片側交互通行の規制があったりしたため、更に時間を要する。 どうにか51475:坪野郵便局に着いた時点で、15時50分。『51475:坪野郵便局(山県郡安芸太田町)』坪野郵便局(7,199局所目)ameblo.jp 最早これまでか……。 しかも、処理中に奥から局長と思しき女性が現れ、「かんぽ」関連のアンケート(爆)。 結果的に、謎の「コーヒー牛乳」の紙パックを貰ったが、何故か「鳥取県内生産……」とか書いてある。 これではちょっと間に合わないのでは、という懸念が更に強くなってしまった。 それでも一縷の望みに賭けて、坪野局を後に安野局を目指す。この間は、若干他の局間よりも近く、2~2.5kmほどだ。 しかし、慌てたために坪野局のゴム印のイラストについて確認しそびれてしまった。何か「壷」のように見えるのだが、何だろうか? 脳内には、笹島名駅氏ではないが「天国と地獄」のあのフレーズが流れ始める。 いつもなら、きちんとバックで駐車するのだが、もうそんな余裕はなく、頭から突っ込んだ。 時に16時丁度、51065:安野郵便局に到着した。『51065:安野郵便局(山県郡安芸太田町)』安野郵便局(7,200局所目)ギリギリセーフで安芸太田町完訪!ameblo.jp まさに、窓口に「終了しました」札が出される瞬間に局内へ。 事情を察した窓口で受け付けてもらえ、どうにか安芸太田町の「完訪」を果たせた。 筒賀局で会った「普段は安野局勤務」という窓口嬢の「御加護」があったのかも知れない。 更に、全く意識していなかった(そんな余裕もなかった)が、これで通算7,200局となった。 後は、旧・千代田町のホテルに戻るだけである。 その間に、一度広島市の安佐北区域に入り、いくつか郵便局もあったりするのだが、この日は「見ないふり」をしておく。明日、余裕があったら寄ってもいいか、くらいにしないとキリがない。 その周囲は、流石に政令指定都市の一部、色々な店があった。 長男から「口内炎の薬が欲しい」と連絡があったので、ドラッグストアで調達。 ホテルに戻り、館内の食事処で「芸北高原豚のカツカレー」(サラダ付・1,200円税込)を食べ、久々の「まともな夕食」とする。 あとは、また20時半頃に「民泊」に向けて出発するまで、しばし休憩する。