県道68号・美浦栄線を走り、牛久市域を横断。06391:牛久岡見局と06169:奥野局の中間付近で国道408号と交差するが、今回は牛久市もスルーする。
 まずは美浦村を、と考えていて、美浦局を目指すルートで走っていたが、途中で左折し1km少々の所にある06277:君原局に気付いた。ここは阿見町になるのだが、地図を広域にして見た場合、ここを先に取っておいたほうが効率的だと判断。

 


 局前に、2~3台分の駐車スペースがあるのだが、こちらが着く直前に、東南アジア系と思しき女性が白い車(トヨタ・プリウス)を「横向き」に駐車して「占拠」されてしまった。
 どうしたものかと思ったら、局舎の隣にも空地があり「郵便局駐車場」という立札が所々に立っている。ここに駐めても問題はないようなので、事なきを得たが、駐車スペースの造りを見れば駐め方などわかりそうなものだが。日本語がわかるとかどうのという次元の問題ではない。

 局内に入ると、件の女性がカタコトの日本語で、何やら手続をしているが、局員の説明が理解できない様子。結局、どこかに電話して、日本語もわかる知人か誰かを介して、どうにか理解したらしい。
 そのため、貯金窓口が一時的に塞がってしまっていたのだが、気が付いた局員が郵便窓口で受けてくれた。窓口は塞がっていたもののCTM端末は使われていなかったようで、普通に処理された。

 県道68号に戻り、木原第交差点から国道125号・阿見美浦バイパスへ右折。まっすぐ進んで国道125号本道を左折すると、美浦木原局もすぐ見えるのだが、美浦村を反時計回りで3局完訪を目指すことを優先する。
 村役場を過ぎ、その先で125号本道方面へ左折しなければならなかったのを失念したが、すぐ先を左折してどうにかなった。

 

 

 06049:美浦局は、かつては集配業務も行っていたようだが、美浦村一円の郵便区「300-04」は、現在、阿見局に集約されている。

 局名のゴム印は、何かのマスコットキャラクターのようなイラストが前置されたものだったが、「これ、何ですか?」と訊いても「美浦村のキャラクターで……」とは言われたものの、名前が判らず。

 

 ↑ 美浦村公式https://www.vill.miho.lg.jp/page/page004538.html)から


 後で調べると「みほーす」という競走馬をモチーフにしたものらしい。流石、美浦トレーニングセンターのある村である。
 郵便局にも置いてあった、村議会の広報誌の表紙も、議員の面々が「ゲート」に並んで「出走」するかのような構図だったりした。

 美浦村に残る3つの郵便局は、この美浦局の他には、前出の美浦木原局と、東部の霞ケ浦に突き出した部分にある安中局だ。
 この先、大谷という交差点で国道125号から県道122号・大山江戸崎線へと左折すれば安中局があるが、一旦大谷交差点を通り過ぎて、稲敷市(旧・稲敷郡江戸崎町)域に入ってすぐにある06322:鳩崎郵便局には寄っておこう。

 

 

 この局では「次はどちらへ?」と訊かれたが、局名をチェックしないで適当に回っていたため、すぐに「安中」や「木原」という地名が出て来ず、「美浦村をぐるっと回って、阿見町のほうへ……」と、曖昧な答になってしまった。

 ここは、局の横に少し広めの駐車場があり、その一角にJRバスの停留所もあった。

 バス停名は「鳩崎」ではなく「姥神」だが。

 折り返して、大谷交差点で右折。

 ものの数分で、06273:安中局に到着した。

 

 

 「安中」と言われると、どうしても群馬県っぽいイメージを持ってしまうが、ここは前述したとおり、霞ケ浦南部の真ん中から突き出したエリア。


 霞ケ浦の「対岸」には、先日、何とか移転改称前に行きたかった行方局改め行方橋門局がある。もしも移転改称が今月の終わりとかだったなら、今回迷わずこちらに向かっていたに違いない。

 その霞ケ浦の南岸に突き当たり、県道120号・上新田木原線で湖岸に沿って西進。
 道路の構造上、そのまま走っていたらいつの間にか県道120号からは外れていたが、勘を頼りに適当に走っていたら、国道125号に突き当たった所が、06467:美浦木原郵便局の前だった。

 

 

 ここも、駐車場はやたらと広い。


 普通に局前にも数台停められるが、局舎の横にも(駐車枠はないが)さらに数台停められ、更に隣の敷地も郵便局の駐車場になっているらしい。その隣の敷地の局舎から遠い側に郵便局の「看板」が建っているので、広さだけ見れば「かつての集配特定局」並みである。

 ここで通算7,289局となり、美浦村を「完訪」。

 ゴム印は、競走馬らしきイラストと「サラブレッドのホームタウン」というフレーズ入りのものが用意されていて、通常のものと「どちらがいいですか?」と訊かれた。勿論、前者でお願いする。

 郵便窓口に来た女性客が「小学校の統合でなくなる三校の切手ってありますか?」と訊いており、局員も「そんなの聞いてない」という反応。
 確かに、そのようなケースでは、フレーム切手などでオリジナルなものが頒布されることもよく見るが、局員も知らないようでは「ガセネタ」だったのかな……という件の女性客の反応。

 調べてみたら、来春から村内の木原・大谷・安中の3小学校が統合され、新たに「美浦村立美浦小学校」としてスタートするらしい。既存3校は、ほぼ郵便局と同じような分布になっているようだ。
 郵便局の数と公立小学校の数は、ほぼ同じくらい、とよく言われる。勿論、分布の具合は、都市部と郊外、農村地帯などで異なるだろうが、小学校が「統合」されるようなエリアでは、郵便局だって、いつ統廃合が行われるかわかったものではない。

 (つづく)