さて、今度は利根郡昭和村へと進む。

 昭和村には4局あるが、赤城山から遠いほう(沼田市寄り)の関越道西側には直営局が2つ。赤城山に近い関越道東側には簡易局が2つ、という配置。このうち、直営局2つは、多摩祖五郎氏と巡っている。

 

 そこで、今回はひとまず簡易局を片付けることにするが、この2局、カーナビの地図に出てこない。

 縮尺を変えていくと、施設情報としては出てこないものの、地図上に「〒」の表記だけは現れるので、これを頼りに行ってみることに。

 

 途中、道路工事などもあったりして、やや手間取りながら近付くと、

何だかこっそりと「〒」マークが。入ってみたが、

あれ? 郵便局、どこよ?

 あ、もしかして、奥にある奴ですか?

 と、いうことで、どうにか04820:赤城原簡易局に到着した。

 いやこれ、ちょっとダンジョン過ぎるでしょ……(´・ω・`)

 

 さて、もう1局は……と、ナビの地図で探してみたが、何だか遠過ぎる。いや、あれ? これってもう渋川市?

 ということは、どうも「1局飛ばしてきたのでは?疑惑」が発覚。

 

 そこで、改めて少し戻り、04819:追分簡易局に辿り着いた。

 だだっ広い砂利敷きの駐車場?みたいな広場の奥に建つ、倉庫のような局舎。内部も倉庫のようだったが、窓口の横に灰皿も置いてあり、局内は異様に煙草臭い。今時、こんな郵便局が存在していることに、少々カルチャーショックを受けていたが、そこに巡回中らしい警察官かやってきて、受託者と会話。何でも最近、この界隈にはクマが出没するらしい。

 「さっきも××でクマ見た、って言われて……あれ、無線入った、▲▲でクマって110番だってよ」

 とまあ、こんな感じ。

 

 テーリング中にキツネやタヌキ、シカなどを見かけたことはあったが、流石にクマはなかったな。途中で遭遇したら、どうするか。

 

 先刻、次の局として地図で見当を付けたのが、04817:南雲簡易局。

 ここは既に渋川市域に入っている。更に言えば、旧・勢多郡赤城村になる。

 

 この先、更に進んでも、04057:赤城局(旧・勢多郡赤城村)と、04175:鯉沢局(旧・北群馬郡子持村)は既訪。ただ、その先にはいくつか未訪局(改称後未訪も含む)があり、どうするか。そちらを回ったところで、現在は渋川市域なので、昭和村の既訪局2つや、そのまま沼田を抜けた川場村の既訪2局で、ラリーのポイント稼ぎをするのも考えた。

 

 結局、「いや、基本は通算訪問数を伸ばすことだ」と考え、渋川市域に入っていくことを選択。

 その途上に当たる04057:赤城局には立ち寄ることにした。

 通算記録用を除く通帳に入金しておく。

 

 しかし、鯉沢局は微妙にルートから外れるためパス。

 そのまま旧・北群馬郡子持村エリアを西に進み、04073:子持局へと向かった。

 ちょっと幹線道路からは奥に入り込んだ所にあって、わかりにくい。何だか、離島の郵便局によくあるパターンだ。

 

 ここまで来たからには、上越新幹線よりも東側は片付けておこう、と、比較的近くにある04224:渋川川島局へ。

 ここは、吾妻線・金島駅からも近いが、そうそう来る機会がある場所でもない。

 

 本来ならば、更に吾妻線沿いを遡上したり、伊香保にでも行こうか、いやいっそのこと高山村方面へ……とも考えたが、キリがなくなりそうなので、自粛。

 そのまま、手付かずで残っていた渋川市街へと向かうことにした。

 

 (つづく)