筆者に限らず、乗物好き、特に鉄道好きの方は、恐らく現存する鉄道路線のうち、どのくらいを乗り終えているか、は気になるところかと。

 

 その、「制覇状況」を確認するには、結局、乗った路線のデータをきちんと管理しなければならないのだが、増えてくると、結構面倒くさい。

 

 

 そこで、筆者が使用しているのは「地図形式」で、新潮社から発売されていた「日本鉄道旅行地図帳 増結乗りつぶしノート 第3列車 (新潮「旅」ムック)」(リンクはAmazonのページ)。

 

 これ、最大の特徴は、「廃線」も薄いラインで表示されているので、それも塗りつぶせるところ。貨物専用線まで乗っているため、すべてを「乗りつぶす」ことは不可能かと思われ、若干白いまま残ってしまうことは仕方ないか。

 「第3列車」とあるように、昨年2月発行のこの最新版は、第3版で、初版は2009(平成21)年5月、第2版は2012(平成24)年7月の発行。

 第2版は、東日本大震災による休止や、東北新幹線の新青森延伸、九州新幹線の博多直通などが盛り込まれた改訂で、第3版では、北陸新幹線の金沢開業と並行在来線の第3セクター化、東日本大震災以降の運行再開路線の反映のほか、北海道新幹線や相鉄のJR・東急連絡線の予定線も盛り込まれている。

 

 ほぼ3年ごとに改訂されているが、現状は品薄なのか、Amazonでは4千円近い値で中古品を販売。定価は840円+税なのだが……。

 

 なお、筆者は、これを当初、蛍光マーカー、次いで色鉛筆で塗りつぶしていたが、現在はパイロット社のフリクションボールペン12色セットで塗っている。うっかりした塗り違いにも簡単に修正が効き、線の幅も、この本に合っている。

 

 ただし、この本、細かすぎて、かなり字が小さく、高齢者には辛いかも知れない。