PSP Phone? | ジャパンレボリューションプロジェクト日記

PSP Phone?

こんにちは!編集局松岡です。

最近の携帯電話・モバイル業界と言えばスマートフォン話が華ですが、iPhoneもAndroidもWindowsPhoneもBlackBerryもみんなアメリカ生まれのプラットフォーム。どうせなら日本からも世界にプラットフォームを提案して、あわよくば世界を制覇したり出来ないものか…なんて考えることもあったりします。

そして日本発で世界を制覇したプラットフォームと言えば、任天堂やSonyのゲーム機。昨今は日本のゲーム産業も衰退気味などと言われることもあるとはいえ、日本が提案したものに世界中の開発者が参画し盛り上げて行くとなると、やっぱりこの分野が強いという感じがします。

実際にユーザーの立場から考えても、出かけるときに持ち歩く電子機器は減らしたいもの。「ゲーム機と携帯電話が一緒になっていたら…」という願望は、皆さんの中にもぼんやりあったりするかと思います。

そんな声に押されてか「PSP+携帯電話=PSP Phone」の噂話が過去何度も繰り返され、浮かんでは消えていくその真偽のつかない情報に、一喜一憂するような日々が続いていました。

そして今回もまた海の向こうガジェットサイト「Engadget」から、PlayStation Phoneの噂が、それも端末写真付きでやってきました。

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The PlayStation Phone (Engadget.com)

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その情報によると見た目は完全にPSP Go。しかしプラットフォームはAndroid3.0で、CPUに最近すっかりおなじみとなったsnapdragon(1GHz)、画面は3.7インチ~4.1インチあたりではないかと予想され、PSPと同じ位置にL/Rボタンがあるという話も出ています。

果たしてこれが本当にプロトタイプなのか、市販バージョンなのか、はたまたただのガセネタなのかは不明ですが、やはりこういう噂の登場はインパクトあるようで、twitterでも「これはあり」「無しでしょ」と色々な意見が飛び交っています。

PSP Phoneの噂に(togetter)

しかしここでミソなのが、Engadgetが「PSP Phone」ではなく「PlayStation Phone」としていること。

搭載されているOSはAndroid3.0という話ですし、CPUも携帯電話やPDA用のCPU「ARM」をルーツに持つsnapdragonであるのに対し、現在のPSPはSCE独自のOSに、CPUもワークステーションからPS1に使われた「MIPS Rシリーズ」をルーツに持つPSP CPUですから、コンピュータとしての互換性は全く無きに等しい構成です。

これでもしPlayStation Phone上で今市販されているPSP用のゲームを走らせようと思うと、いわゆる「エミュレータ」でソフトウェア的にPSPを再現して、そのうえで実行するしかありません。今のsnapdragonにそこまでの計算能力が果たしてあるのでしょうか。

となると、この「PlayStation Phone」は、

1.単にゲームに特化したコントローラをつけただけの普通のAndroidスマートフォン
2.一部の処理の軽いPSPゲームもしくはPS1のアーカイブスゲーム程度なら走るAndroidスマートフォン
3.実はAndroidというのはフェイクで、PSP goに電話機能を付けた本物の「PSP Phone」(Androidのアプリは動かない)

ということが考えられますし、ゲーム業界に流れている噂によると、PSP2はiPhoneなどのスマートフォンをライバル視し、今までのPSPとは異なるスマートフォンに近い(というかiPhoneそっくり)CPUとGPUを採用するらしいので、

4.PSP2に携帯電話機能をつけて、AndroidもPSP2ゲームも動く「PSP2 Phone」(ただしPSPのゲームは動かない)

という展開も考えられます。その場合はいわゆる“iPod Touch”にあたるのがPSP2で、“iPhone”にあたるのがPSP2 Phoneというポジションに収めるやり方をとるかもしれません。


以上私の勝手な予想をつらつらと書いていきましたが、皆さんは1~4.のどれになると思われるでしょうか?(もちろん全部大はずしの可能性が一番高いわけですが(笑))。僕は4.のパターンに期待してしまうのですが…果たして。