夏の終わりに"ギャランドゥ"④
結果はこうです。私は、心配なので2人のいるカラオケBOXの現場にしばらくいてみた。 すると、私の予想通り現場に来たのである。妻、美子が!私は、この契約の前に、決して2人のいる現場へは行くチャンスがあっても行かないようにと忠告していたにもかかわらず…。その美子の表情は、美女の面影はなかった。修羅の女人(にょにん)とでも言うべき顔であった。「もう誰にも止められない」。 美子は、そのまま2人のいるカラオケBOXの部屋へ乗り込み突撃していった。すると中では、夫、和男が笑顔で歌っていた。「悔しいけれどお前に夢中ギャランドゥ・ギャランドゥ~」しかも、"お前に夢中"の歌詞のところでL子を指差し、自身の"ギャランドゥ?"を見せながら… そして、和男は、やっと美子に気がついた。馬鹿殿が驚いたような顔で。L子は、ぼう然… 部屋は、ギャランドゥのカラオケが夏の終わり、2人の終わり、全ての終わりを告げるように響いていた…