警部補"村田"登場! ②
この店は、中国、韓国、台湾の外国人専門のパブであり、売春の事実、更には、覚せい剤に関する情報まで浮上してきた。
私は、嫌であった。売春などは、このような店では、ごく当たり前な情報であるが、覚せい剤となると厄介である。何故ならば、警察が絡んでくるからである。我々営利企業にとっては、警察と絡むと時間のロスが大きく、更には、面倒くさいのである。
そんな中、現場付近をうろついていると嫌な物を見てしまった。
刑事である。K警察署の刑事2名が現場で張っていたのである。これは本当に厄介になるぞ。関わらないうちに「帰~えろ」とした直後、ある男とバッタリ会ってしまった。K警察暑のキレ者警部補“村田刑事”であった。「ついてねぇ~」
この刑事は、私の知っている警視正の以前の部下であり、何度か顔を会わせたことがあった。しかし、私は気づかぬふりをして通り過ぎようとした時、
「よっ。久しぶり」と様子を伺うように声をかけられた。私もすかさず切り返した。「何してるの。こんなところで」。
村田刑事と会うのは、1年ぶり位であった。相当キレ者の刑事であるとは聞いていたが、随分、目付きが鋭くなり、風格が感じられた。そんなことを考えながらふとあることを思い出し、頭に電撃が走った。
「そうだ、この刑事現れるところ逮捕近し」ということを思い出した。
すると、村田刑事は、「ちょっと話しましょうか?名誉探偵イッちゃん」
やはり、私のことは全てお見通しか、しょうがないと思い話すことにした。
話しをしてみるとやはり売春容疑でパクリ、覚せい剤の事実関係の調査をしたいようであった。つまり売春は別件逮捕、本筋は、覚せい剤のようだ。
つづく