なんだ!あれは? 2
このケースの場合で目的を達成させるためには、Z君とPi子の関係の事実を証拠としてつかみ、解雇させるのがベストであることを話し、この作戦で行うこととなったのである。
結果は、見事的中し、先程も触れたが"秘密のアパート"まで借りて、しかも、ここで仕事中にラブラブブラブラしてるとは…。事実を報告すると、依頼に関する窓口となっていた油系の巨漢専務は、顔面に天然オイルをギラギラさせながら「許さぁ~ん」「あの野郎~」「ぶつブツブスゥ~」とすごい剣幕であった。
ところで、この秘密のアパートだが、実に環境のいい山々の緑に囲まれ、空気も美味しい所であった。都会のビジネスマンでは決してこのような不倫は味わうことなどできない。まして、このZ君、時間あり、金あり、女あり。確かに専務がヤカンが沸騰したように怒るのも無理はない。
このZ君とPi子は、お互いの車で、それぞれこのアパートへ来ていたので、証拠写真の一つとして、この2台の車が山々をバックにしたアパートの駐車場に止まっている証拠写真を撮ることにした。私とパートナーのジェー(撮影のプロフェッショナル)は、「綺麗な景色だ。芸術的な写真が取れるぞ!」と冗談を言いながら撮影を行った。その時である。時計は、18:00頃の薄暗い時であった。とんでもない現象が我々二人の眼に飛び込んできた。
まず始めに、ジェーが気づいた。そして、私も即気づいた。二人は口を開けたままぼう然と眺めていた。
現在地から500mも満たない距離にある山の上に、とてつもなく大きなオレンジ色の発光体が、現れ、そのまま横に水平移動した後、静かに山の中へ沈んでいったのである。二人は、まばたきもできないような拡がりきった眼で顔を見つめながら一言も言葉が出なかった。こんな驚きは、東京サマーランドのフリーホール(垂直落下式の乗り物)に乗って以来の驚きであった。
しばらくしてからやっと二人は、言葉を交わした。「「何だ!あれは?・・・」」
思わず二人で同じ言葉を第一声に発してしまった。
二人は、やはり探偵であった。今の現象を色々と検証したが…
判らない。判りはしない。初めての経験であった。この謎解きは難題であったが、写真に証拠となるものがたまたま写っていることに後日気づくのであった。
我々二人は、後に計画を立てることになった。その計画とは・・・