異人"老婆" -前編2- | 探偵言いたい放題 パート2

異人"老婆" -前編2-

 私は驚いた。私の目に飛び込んできたものは、森林ではない。
 ジャングルであった。よくこのような屋敷があったものだと感心した。ジャングルを探検していると突然老婆が立ち止まり「そこそこ」と指を刺した。何ですか?と尋ねると「今いた。盗人が」と激しく叫んだ。私には、何も見えなかった。確かに老婆の指を刺したところは、目を離していれば見逃してしまうような所であったが、私は、どのような状況化においてもそのような現象は、決して見逃しはしない。例えネズミが通過しようとも。
 しばらくするとまた同じことを突然言い出した「今いた」私はこれで裏をとることができたと同時に、内ポケットから黒くて太いボールペンを出して、水戸黄門の角さんがこの紋所を出すように、ウルトラマンが変身をするがごとく、ボールペンを高々と上げて言った。「これは特殊生物探知機です。今、検査を致しております」と老婆が指差した方向へ向けて…。
 イチローがバットでセンター方向を指すように腕を伸ばした。お恥ずかしいが依頼料ももらっているし仕方が無かった。しかし、時間ももったいないので外の検証を切り上げ、家の中の検証に移ることを話した。
 すすると老婆は…


後編につづく