本日、当ブログの更新日。書くネタがありません。
普段、投稿ネタを使うことはないのですが、自分の中ではちょっとタイムリーなネタがあったので、たまには扱ってみようかと思います。
大した名言ではないかもしれませんが、ゲーム『MOTHER』に出てくるモブのおじさんが言うセリフで、
「ちいさなおせっかいが ゲームをおもしろくするコツですな」
というのが印象に残っています。ゲームを人生に置き換えて考えると、その言葉は本当にそのとおりかもしれません。
「小さなお節介」とは、どういうものなのか。具体的にゲーム内では、拾った帽子を持ち主のおんなのこに届けることを指していますが、一般論として説明するのは難しいです。
逆に「大きなお節介」だとわかりやすいかもしれません。簡単に言えば過干渉。受けた側にとっては不利益になるおそれがあります。
大きなお節介でなくとも普通の「お節介」の場合、受けた側のためになる可能性はありますが、あまり「おもしろい」ものではないと思います。
基本的にお節介というものは、自分がしたいからする、自分本位の行為だと思います。そこに相手への干渉の度合いが大きくなると、その分だけ大きなお節介になってしまうおそれがあります。なので、基本的には自分本位だが、なるべく干渉の度合いは小さく、相手にちょっと喜ばれるような粋な計らい、ぐらいの行為が「小さなお節介」ではないかと思います。
自分の行動が「小さなお節介」であるかどうかは、相手がどう捉えるかにもよるので判別が難しいですし、あまりそこにこだわり過ぎるのもよろしくない。その時その時の気遣いの仕方かと思います。
実際私が「小さなお節介」を意識して行動したことがありますし(本当に小さなお節介になったかどうかは不明ですが)、私が「小さなお節介」を受けたこともあります(相手が小さなお節介を意識して行動したかどうかは不明ですが)。私がそのような人との関わりで面白味を感じたことは確かです。
で、この記事の何がタイムリーだったかというと、先日まで開催されていた、『MOTHER2のひみつ。』という特別展の会場で、『MOTHERのことば。』という本を買ってきたことです。MOTHERシリーズに登場するテキストが全て収録されているので、実際にゲームを進めることなく、すぐに思いつきでこの記事を書けたのです。ほぼ日刊イトイ新聞の多大なる小さなお節介に感謝したいと思います。