6月22日土曜日、仕事が休みだったため、JR北海道の一日散歩きっぷを使って出かけてきました。ここ1・2年間出かけた先で、気になったことやし損なったことを、今回一部消化したいと思います。

まず朝に小樽駅に向かい、例の731系電車とキハ201系気動車の併結列車に乗ります。5月に乗ったときはキハ201の方に乗りましたが、今回は731系です。通常の電車のみの列車との違いとしては、キハ201を併結した方が、起動加速度は良いのではないかなと思いました。高速域での伸びは若干落ちると思いますが、まあそこまでスピードを出して走るような区間でもないので、あまり性能上の支障はないのだと思います。

キハ201はディーゼルエンジンで動くので、加速時にギアが切り替わるのですが、731系側に乗っていても、ギアが切り替わった瞬間がわかるのがちょっと面白かったです。

札幌駅に到着してキハ201が切り離された後、731系はそのまま苫小牧行きの普通列車になります。私は引き続きそれに乗ったまま苫小牧へ行き、室蘭行きに乗り継いで東室蘭駅で下車。昨年も一昨年も室蘭に来ましたが2回とも名物のカレーラーメンを食べそびれています。昔は東室蘭駅の西口に味の大王という店があったのですが、閉店してしまったので、あまり気軽に食べられなくなりました。室蘭カレーラーメンの公式サイトで加盟店の一覧が載っているので、そこで近くの店を探します。

徒歩圏内にあったじぇんとる麺弥生店。室蘭カレーラーメンののぼりが立っていますが、隣に札幌ラーメンの西山製麺ののぼりも立っています。室蘭カレーラーメンなのに「札幌の味」。何とも言えないミスマッチ感です。

具材は普通のラーメンです。なかなか結構辛め。私が食べたことのある味の大王のカレーラーメンは、カレー味のスープだったのですが、この店ではかなりドロッとしたカレースープです。細かく刻んである野菜がスープに溶け込ませているのでしょうか。ただしドロッとしていても、カレーライスのルーほどドロッとしているわけではありません。

カレーラーメンを食べるたびに、やはりカレーはライスで食べたほうがいいのではないか…と思えてくるのですが、やはりラーメン用に作ったカレーっぽさはあるので、やはりこれはラーメンで食べるべきなのか…とも思わされます。なかなか複雑な気分になる食べ物です。私はラーメン屋でご飯を一緒に注文することはほとんどないのですが、今度室蘭に来たらご飯も一緒に頼もうと思います。まあ、美味しかったです。多分また来ます。

旧スガイデディノス室蘭。このあたりからも、昨年こ線橋の上から見た岩山のようなものが見えます。今回はそこへ向かうつもりですが、せっかく前を通りかかったので、あいさつ代わりにQMAを1クレだけプレーしました。

見えた岩山はこれでしょうか。トンネルが貫かれています。

もう一つ海側に岩山が。グーグルマップではイタンキ浜クジラ半島と書かれていましたが、私有地を通らないとたどり着けないようだったので、これ以上行くのはやめました。

イタンキ浜から岩山のようなもの2つ。この記事を書いている今、ネットで検索してみたら「鯨岩」というワードが出てきたのですが、あまり聞いたことがありません。この写真でいうと左側にある山が同体で、右側にある山が尻尾の部分に見立てているということなのでしょうか。

この辺りはトンボロに当たる部分だと思われます。なので、おそらく2つの岩山はもともとは独立した島だったのが、砂州が形成されて本土とつながったということなのでしょう。

イタンキ浜で自生していた植物。植物に関しては詳しくないので、それぞれなんという植物化は不明。

現地では原始的な風景にちょっと感動を覚えたのですが、私の下手な写真ではなかなか伝わらないのが残念です。密漁監視中ののぼりが所々に立っているのですが、雰囲気が壊れるのでいただけないです。まあ、不届き者はどこにでもいるので仕方がないといえば仕方がないですが。

鳴き砂で有名ない短期浜ですが、砂が鳴る音はよく聞こえませんでした。砂浜のいたる所に小さな穴がボコボコ開いています。遠くから見ると、何匹もの小さなカニがもぞもぞうごめいているのが見えましたが、彼らは警戒心が強いので、近づくとこの巣穴の中に隠れてしまいます。動かずにじっと観察していれば穴から顔を出してくれますが、あまり近くでは見られませんでした。

道を引き返し、例の岩山を貫くトンネルをくぐってみました。

トンネルを出て振り返ると、慰霊碑が建っています。下の写真左側。

グーグルマップで見ると、中国人殉難烈士慰霊碑と書かれています。日本の後ろ暗い歴史なのでしょうか。

この岩山はそれほど大きいわけではないので、こんなところにわざわざ労力をかけてトンネルを掘るぐらいなら、迂回する道にした方が良かったのではないかと思うのですが、どんな理由があったのでしょう。

その後東室蘭駅に戻りましたが、次の列車まで1時間半もあったので、買い物をしてから帰りました。それにしてもJR北海道は列車の本数が少な過ぎやしませんか。JR北海道だけでなく交通機関全般がどのような状況下はある程度わかっているので、あまり大きな声で文句は言えませんけれども。ですがこれではさらに利用者が離れていきそうな気がします。

課題はクリアしましたが、いろいろと複雑な気持ちになった旅でした。

課題消化